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(回答先: 仏総選挙でサルコジ与党が勝利、予想は下回る [CNN] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 18 日 12:31:36)
6月18日16時7分配信 産経新聞
【パリ=山口昌子】フランスの国民議会選挙(下院、定数577)の第2回投票が17日行われ、即日開票の結果、サルコジ大統領の与党で右派政党・国民運動連合(UMP)と右派諸党が323議席を獲得し、社会党と左派諸党の207議席を上回って過半数を制した。しかし、右派は現有議席の359議席を割ったうえ、内閣ナンバー2のジュペ環境・持続的開発相が落選するなど、大統領選の勝利に水をさす格好になった。
仏内務省が18日午前0時(日本時間同8時)に発表した暫定最終結果によると、投票率は60・02%で、これまでのワースト記録だった前回2002年の60・29%を下回った。
フィヨン首相は議席を減らしたものの「(有権者は)明確かつ首尾一貫した選択をした」と述べ、大統領選に次ぐ右派の勝利を強調した。しかし、現有議席の359議席から後退し、予想された400議席を大幅に割り込むなど、失望感は否めない。しかも落選したナンバー2のジュペ氏が、「落選閣僚は辞任」との新政府の規定通り、自らの辞任を表明した。
首相は18日朝、サルコジ大統領と会い、善後策を検討。場合によっては総辞職して、再組閣する可能性もある。
一方、社会党と左派政党らは現有議席の149議席を大きく上回る200台に乗せ、勝利感も漂っている。同党のオランド第1書記は選挙結果を受けて、税制などのサルコジ大統領が公約した改革に歯止めがかかったとの認識を示したうえで、社会党にとって「多様性と再建」の2つが課題と述べ、同党の再編に乗り出す考えを示した。
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■圧勝…「消費税」で失速
フランスの国民議会選挙で、サルコジ大統領が率いる与党、右派政党・国民運動連合(UMP)など右派系が17日の第2回投票で勝利したものの、現有議席を割り込んだ背景には、国民が右派の「一党支配」を嫌ったことに加え、10日の第1回投票後に政権が付加価値税(VAT)の税率引き上げを示唆し、社会党ら左派に反撃の機会を与えたことがあげられよう。
第1回投票後の世論調査によると、議会における「一党による覇権」に賛成する人は25%に過ぎず、社会党など野党も第2回投票に向けて、「均衡」(社会党オランド第1書記)という言葉を強調し、投票を訴えていた。
VATの税率引き上げについては、ボルロー経済・財政・雇用相がテレビ討論で、引き上げを示唆する“失言”を行い、フィヨン首相が「2009年までに」と即刻の引き上げは否定したものの、現行の19・6%から5ポイント引き上げの可能性に言及し、火に油を注ぐ形となった。
サルコジ大統領が14日、「国民の購買力を削減する結果となる現状の中でのVAT増加はない」と述べ、VAT引き上げを否定したが、大統領は「税制改革」の公約でVATの引き下げにも言及していたため、社会党からはその点も批判された。
今回の選挙で、内閣ナンバー2のジュペ環境・持続的開発相が落選したのも、「VATの犠牲」(ジュペ氏周辺)といわれるゆえんだ。
過去に第1回投票の傾向が第2回投票で否定されたのは1978年だけで、与党は大統領選と第1回投票での圧勝で油断があったといえる。与党は税制や労働問題、犯罪罰則強化策、移民抑制策などの改革を早急に進めることを宣言しているが、改革に歯止めがかかる場面も出てきそうだ。
(パリ 山口昌子)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070618-00000026-san-int
政治に対するバランス感覚の違いでしょうか?
暴走を食い止めようとする国民感情があるのでしょうか?
対立とまでは行かないでしょうが、十分チェックが出来る状況なのでしょう。
わが国も与党の暴走を防げるような体制であって欲しいものです。
何でもかんでも強行採決は、勘弁して欲しいものです。