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2007年06月18日
ガザでホロコーストを見ることになる
こんなに早くパレスチナ紛争が終局を迎えるとは思わなかった。しかも最悪のシナリオで。
日本の中東専門家は中東問題の本質を誰も知らない。いや、知っていても何も書かない、言わない。
米国とパレスチナははじめからイスラエルとパレスチナの共存を受け入れる気はなかった。どうやってパレスチナをイスラエルの地から抹殺するか、さもなければ完全に親イスラエル・米国の傀儡パレスチナ国家を自らの手で人工的に建設するか、そのいずれかしか彼らの念頭にはなかった。そして今その二つが同時並行して行なわれようとしている。
過激派ハマスをガザ自治区という地獄に押し込めて世界から孤立させ、殲滅する。その一方でヨルダン西海岸にアッバス議長率いる傀儡政権を打ちたて、意のままのパレスチナ人工国家をつくる。裏切り者アッバス。
思えば今から三年前のアラファト議長の変死から始まった。その後をついだアッバス議長は米国・イスラエルの代理人としてハマスとの対決の道を突き進んだ。そして今から一年半ほど前のパレスチナ総選挙。ここからホロコーストが始まった。パレスチナ住民の多数で選ばれた反米強行派のハマス政権を前にして、予想が外れ、怒り狂った米国・イスラエルは、そのハマス政権に「テロ」の烙印を押して経済封鎖した。それでも抵抗を続けるハマスを徹底的に凶暴化させるために、給与の凍結や武器さえも密かに搬入して、ハマスとファタハの内部分裂を誘った。幼児の薬もママならないほどの困窮状況に追い込んだ。絶望的になったハマスはついにガザを解放し立てこもった。これこそが米国・イスラエルの罠だ。直ちに非常事態内閣を宣言し、ハマスを追放し、ガザに押し込め、そしてまもなく一斉に攻撃を加えて完全に息の根を止める。そして西岸のパレスチナ自治区を親米・イスラエルのパレスチナ国家として樹立し、それとの国交を結んで中東和平を世界に喧伝する。この暴挙に世界は沈黙したままだ。いや、加担しているといってよい。パレスチナ問題はもうたくさんだ。どんな形にせよ終わらせてしまいたい。それが米国・イスラエルの望む形であっても。そういうあきらめの声が聞こえてきそうだ。しかし果たしてこのような形で中東の地に真の平和が訪れるのであろうか。
私の不吉な予言を裏付けるように、いくつかの動きが同時並行して始まった。17日の英紙サンデータイムズはハマスが制圧したガザ地区をイスラエルが数週間のうちに攻撃すると報じた。米軍はもう一つの「敵」を押さえ込むためにバクダッドのアル・カーイダの拠点を標的とした掃討作戦を着手した(18日読売)。イランとの間で暫定休戦の話し合いを進め二正面作戦を避ける。中東での最終作戦に集中するため今は北朝鮮にあらゆる譲歩を重ねる(18日東京新聞)。すべてはガザ・ホロコーストに集中するためだ。イランも北朝鮮もその後に行動を起こせばよい。
ああ、アラーの神よ。パレスチナ人を救いたまえ。ホロコーストを人類に繰り返させないでくれ。この私の予言がまったくの的外れであると言ってくれ。そして外道に落ちていく呪われた米国・イスラエルの魂を救いたまえ。
http://www.amakiblog.com/archives/2007/06/18/