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(回答先: 「イスラエルは地図から抹消されるべき」というプロパガンダ報道 [ヒロさん日記] 投稿者 white 日時 2007 年 6 月 17 日 10:17:04)
http://asyura2.com/data011.htm
アルトゥール・ボンゾンビイはその著「大戰時の虚言」に於て國際デマ宣傳の實状を述べてゐるが、その中から一例を引いて見る。千九百十四年にアントワープ市が占領された後に、「ケルン新報」は左の如く報じた。
「アントワープの占領が周知となるや、教會の鐘が鳴つた。」
所が佛國新聞「ル・マタン」はこの報知を次の如くに受取つてゐる。
「ケルン新聞によれは、アントワープの僧侶達は城塞占領後教會の鐘を打つやうに強制された。」
更に「タイムス」には翌日になつてかう出た。
「ル・マタン紙がケルンから聞いた所によると、アントワープ占領後鐘を打てとの命令を拒んだ僧侶達はその職を追はれた。」
それが伊太利の「コリーレ・デラ・セラ」紙にはかう載つた。
「タイムス紙が巴里を經てケルンから聞いた所によると、アントワープ占領後鐘を打つことを拒んだ憐なベルギー僧侶達は強制勞働を課せられた。」
「ル・マタン」紙は更にこの虚報リレーに結末をつけて、全然のデマを書いてゐる。
「コリーレ・デラ・セラ紙が倫敦を經てケルンから聞知した所によると、アントワープの野蠻な占領者は、教會の鐘を打つ命令を拒んだ憐なベルギー僧侶達の英雄的行爲を罰するため、彼等を生きた鐘鐸として頭を下に鐘に吊り下げた。」