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□聖廟爆破の責任は米軍と政府に イスラム法学者協会 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan/view/20070615/1181916261
2007年6月15日(金)
聖廟爆破の責任は米軍と政府に イスラム法学者協会
サマッラにある重要な聖地=アスカリ廟が、6月13日に爆破された。ここには予言者ムハンマドの後継者とされる12人のイマームのうち2人の墓がある。昨年2月に黄金のドームが爆破された事件は、シーア派至上主義の民兵たちによるスンニ派住民誘拐・拷問、虐殺、排除がイラク全土に広がる合図の狼煙(のろし)となった。
14日には、これへの「報復」を口実にして、シーア派民兵、特にマフディ軍によるスンニ派モスクへの攻撃が相次いだ。
サマッラ聖廟に対する2度目の爆破事件について、米欧メディアやイラク政府の影響下にある報道では、またも「スンニ派武装勢力」による爆破事件という推測報道を続けているが、イスラム法学者協会やイラク・レジスタンス勢力は、米軍とイラク傀儡政府に爆破事件の責任があるという声明を発表した。
イスラム法学者協会は自身のウェブサイトで、次のように指摘した。
Explosion in al-Hadi Mosque in samarra Wednesday, 13 June 2007
バグダッドの北、サマッラにあるハディ・モスクの2つの尖塔(ミナレット)は、13日にテロリストの爆破によって破壊された。政府軍が現地を包囲したあと、去年と同じ手口でハディ・モスクが爆破されたものだ。
目撃者たちは、同日午前9時15分にことが起こったと語っている。
今回包囲された地域と聖廟は、昨年の爆発事件以後は完全に閉鎖され、市民であれ車両であれ誰も立ち入ることができなかった、という事実は特筆するに値する。
現地一帯に配置され支配しているのは、誰あろうイラク政府である。政府軍の多数の狙撃兵が周囲のビルの屋上に陣取り、あらゆる角度から監視していた。
聖廟の入り口扉は閉ざされ、誰も入ることを許されてなかった。
爆発はそのようななかで、今朝(13日朝)発生し、1年以上前に黄金のドームが爆破されたのと非常によく似た手口で、2つの尖塔が破壊された。
昨年の爆発事件が、占領下の政治プロセスに参加した勢力間に政治危機が深刻化するなかで発生したことも、ここで指摘しておく必要がある。当時、総選挙が終わって政府樹立が遅れていた。最近の政府と議会が政治的危機に直面していることと、きわめて類似している。
作成者 uruknews : 2007年6月15日(金) 23:04 [ コメント : 0]