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イランがタリバーンに武器援助、証拠もと米国務次官
2007.06.13
Web posted at: 20:46 JST
- CNN/AP
パリ――米国務省のバーンズ次官(政治担当)は12日、イランは中東全域での反政府組織に資金援助しており、アフガニスタンでは米軍事作戦で政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンに武器援助を行っていると言明した。訪問先のパリで記者団に語った。
米政府高官が、イランによるタリバーンへの軍事援助に明確な表現で非難するのは初めてとみられる。ゲーツ米国防長官は最近、アフガンを訪問、イラン製武器がタリバーンに流出していると指摘したが、イラン政府の責任に触れたり批判することはなかった。
ブッシュ米政権は、イラク情勢に関連し、イランがイスラム教シーア派の武装勢力に武器を供与しているとこれまで主張している。
バーンズ次官は、タリバーンに対するイランの武器支援について「反ばく出来ない証拠がある」と強調し、アフガンで治安維持に当たる北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊が「一部のイラン製の武器流入を阻止した」とも語った。武器供与は定期的な活動になっており、イラン指導部に仕える革命防衛隊が関与しているとも述べた。
国際治安支援部隊は以前、アフガンへの流入を防いだ武器には、イラン製のプラスチック爆弾、迫撃砲、装甲車両の貫通爆弾などが含まれることを明らかにしていた。
次官はまた、イランの核開発疑惑で国連安保理が今年3月に可決したイランの武器輸出禁止も無視していると主張している。
タリバーンへの軍事援助については、タリバーンとイランが対立していたことから同国政府指導部の関与を疑問視する見方もある。ただ、米政府高官はイラン指導部は支援を知っているはずだと指摘、停止させないのは米国をあくまで困らせるのが目的とも分析している。イランはイスラム教シーア派が多数派、タリバーンはシーア派を敵対視している。
http://cnn.co.jp/world/CNN200706130035.html