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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/06/08
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108645465.html?c=new
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/06/11 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 6月8日付
◆傀儡軍に支援されてシーア派民兵がスンニ派モスクを爆破
◆バグダッド: 米軍が民家を爆破、子どもを殺害
◆西バグダッド: 玄関前に立つイラク人を米兵が射殺
◇カルバラの各大学では教授にボディーガードと銃携帯を指示
◆バスラ: 毎日25〜35人が暗殺チームの犠牲に
◆ドルイヤ: レジスタンスの爆弾で地雷探査車両が破壊
◆サマッラ: 内務省治安部隊のシーア派民兵が暴れる
◇ダクク: トルクメン人の町で住民19人を殺す爆発
◆バクーバ: レジスタンスの爆弾で傀儡警官が死亡
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□イラク・レジスタンス・レポート 2007年6月8日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Friday, 8 June 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0607/iraqiresistancereport_090607.htm
●バグダッド Baghdad
◆傀儡軍に支援されてシーア派民兵がスンニ派モスクを爆破
Shi‘i militias backed up by puppet troops blow up Sunni mosque
親イランでシーア派至上主義のマフディ軍民兵は、米軍監督下の「秩序維持警
察」に後押しされて、8日午後、バグダッド市内のバイイヤ地区にあるスンニ派
のモスクを爆破した−−イスラム法学者協会が8日午後8時51分の速報で伝え
た。
この地域に派遣された法学者協会の特派員は、マフディ軍のならず者がファタ
ハ・バシャ・モスクの角と高さ50メートルの同モスクの尖塔内に爆発物を仕掛
けたあと、爆薬を破裂させた、と、レポートした。この爆発でモスクは壊れ、尖
塔は倒れた。近隣の家屋が損害を受けたのは言うまでもない。
8日午後には、米軍が監督するイラク内務省の治安部隊に後押しされたシーア
派至上主義の民兵が、アミル住宅街にあるジャナビイン地区に多方面からの大規
模な襲撃をしかけ、地元の自衛メンバーと戦闘になった。このレポートが伝えら
れている時点で、一帯では激しい戦闘がまだ続いている。
法学者協会の6日付ニュースによると、クルド分離主義の民兵=ペシュメルガ
がバイヤ地区から引き揚げ、傀儡警察の「秩序維持部隊」に交替したあと、シー
ア派民兵が同地区にあるスンニ派モスクを占拠した。シーア至上主義者で編成さ
れる「秩序維持部隊」は、イスラエルとアメリカのシンクタンクが描いたイラク
分割にむけ、イラク中部と南部、そしてバグダッド各地からスンニ派住民を追い
だす試みの一環として、アミル地区とバイヤ地区にあるスンニ派モスクを攻撃す
るシーア派民兵をしばしば後押ししてきた。
法学者協会のレポートによると、クルド民兵のペシュメルガがシーア派の「秩
序維持部隊」と交替したのは、クルド人がそこにいてはシーア派民兵がスンニ派
住民の追放を遂行しづらいからだった。このたびのモスク占拠によって、この地
域にあるすべてのモスクが今ではシーア派民兵に占拠されてしまった。
◆バグダッド: 米軍が民家を爆破、子どもを殺害
US forces blow up house in Baghdad, killing child
米占領軍は前日=7日の午後、バグダッド南郊ドーラにあるシュルタ地区で民
家を爆破し、1人の子どもを殺害した−−イスラム法学者協会が8日午後2時
20分(バグダッド時間)のニュースで伝えた。
法学者協会の記者が伝えたところでは、米軍が7日午後にドーラにある1軒の
民家を爆破したあと、地元住民が建物の瓦礫の中から爆発で殺された子どもを発
見した。
地元住民は、アメリカ兵がここ数日、ドーラ地区で民家を爆破している、と報
告した。
◆西バグダッド: 玄関前に立つイラク人を米兵が射殺
US troops gun down Iraqi man standing in his doorway
西バグダッドのジハード地区内にあるタブク住宅街で、前日=7日夜、米軍兵
士が急襲作戦の遂行中にイラク人男性を射殺し、その父親をも負傷させた−−イ
スラム法学者協会が8日午後2時20分のニュースで伝えた。
法学者協会の特派員は、タブク地区に銃声が響いて米軍が同地区に進攻してき
て、自宅の玄関口に立っていたアハマド・ムフシン・フダイファを射殺、彼の父
親を負傷させた、とレポートした。
●カルバラ州 Karbala’ Province
◆カルバラの各大学では教授にボディーガードと銃携帯を指示
Each college professor in Karbala’ to have bodyguard, gun permit
バグダッドの南110キロに位置するカルバラ市では、市内の大学教授に殺害
予告が出されたため、7日、カルバラ州の傀儡知事が大学教授に武器の携行を許
可し、各教授が個人的にボディーガードを選ぶよう指示を出した−−イスラム法
学者協会が8日午後3時24分のニュースで報じた。
法学者協会のレポートによると、市内で最後の試験を監督していた2人の教授
が既に暗殺された。
カルバラ大学ムフィド・ジャリル・アワド学長は、ウカイル・アル・ハズアリ
知事をまじえて教授会を開いたあと、学界メンバーと大学教授に殺害予告があっ
たので、市内の各大学教授にボディーガードをつけることを知事が指示した、と
発表した。カルバラには約350人の大学教授がいる。
アワド学長は記者会見で、「30人いる大学のガードマンと15人の夜間監視
員では、大学構内の安瀬を確保するのに不十分だ」と語った。
他方、カルバラ州知事は、「テロリスト」の追跡で傀儡政権の治安機関に協力
するため、学内の治安を脅かそうとする者について当局に情報提供するよう大学
教授たちに要請した。「テロリスト」が、「イラクから知識人と科学者を根絶や
しにするために外国勢力の代理人として活動している」という。
●バスラ州 Al-Basrah Province
◆バスラ: 毎日25〜35人が暗殺チームの犠牲に
Al-Basrah Morgue: every day 25 to 35 bodies of victims of sectarian hit squads
バスラの法医学関係者からの情報によると、宗派至上主義の民兵によって殺さ
れた市民の遺体は、毎日25〜35体が秘密裏に彼らの施設に運びこまれている
−−イスラム・メモが8日午後12時37分の速報で伝えた。バスラ市内では情
報は完全に伏せられ、公式発表では「治安情勢は改善しつつある」とされている
が、事実はここ数週間、悪化しつづけてきた。
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◆ドルイヤ: レジスタンスの爆弾で地雷探査車両が破壊
Iraqi Resistance bombs destroy US minesweeper
ドルイヤ地域で活動するイラク・レジスタンスは8日、米軍を狙って2発の爆
弾を爆発させた。ドルイヤはバグダッドの北97キロに位置する。イスラム法学
者協会が8日夜11時56分のニュースで伝えた。
法学者協会が報じたところでは、8日朝、ドルイヤとサマッラを結ぶ道路をパ
トロールしていた米軍部隊近くで、イラク・レジスタンスが爆弾を起爆させた。
この爆発で米軍の戦闘車両が動けなくなった。
レジスタンス勢力はその後、同じ場所で2発目の爆弾を爆発させ、今度は米軍
の地雷探査車両を完全に破壊した。
法学者協会のレポートによると、米軍はこの攻撃に反応して無差別に周囲に発
砲し、子ども1人を殺したほか2人を負傷させた。
◆サマッラ: 内務省治安部隊のシーア派民兵が暴れる
Murderous rampage by Shi‘i sectarian puppet “Interior Ministry Shock
Troops”
7日の昼間、バグダッドの北120キロに位置するサマッラ市内の中央市場で、
内務省の治安部隊マガウィルが買い物客の中に車を乗り入れ、商店主たちを銃撃
した−−イスラム法学者協会が8日午後11時37分のニュースで報じた。
この治安部隊は屋根に機関銃を装備した複数の車両を運転し、市場内にある混
んだ大通りに乗り入れた。目撃者の話では、傀儡兵士の1人が指揮官に、「俺は
恐くないぞ」と大声で叫んだという。指揮官はこれに対して、「だが、お前は何
もしてないじゃないか」と応えた。
それで兵士が市場内の住民にむけて発砲すると、銃弾は住民の側頭部に命中し、
アゴを砕き耳のあたりを裂いた。
指揮官はそれでも兵士に、「お前はまだ何もしてない」と言ったため、兵士が
機関銃を連射し、銃弾は店内に身を隠していた住民4人に命中し、彼らは足を負
傷した。
目撃者の話では、指揮官は部下のこの演出にも満足せず、兵士はさらに1人の
男の胸に銃弾を何発も撃ちこみ、その場で射殺した。
この兵士たちは高らかに笑い、ついでシーア派至上主義のスローガンを叫びは
じめ、サマッラの市民全体を下品にののしった。
その後、治安部隊が別の通りに移動すると、そこでも新たな銃声が聞こえた。
夕方になって、彼らがそこで2人の市民を殺したことが明らかになった。
◇タリミヤ: 米軍が宗教指導者と親類を誘拐
◆ダクク: トルクメン人の町で住民19人を殺す爆発
Suspicious bombs in Shi‘i Turkoman town kill at least 19
amidst efforts by Kurdish separatists to expel Arabs and Turkomans
医療関係者と傀儡政権の治安関係者からの情報によると、イラク北部に位置す
るキルクークの南にあるシーア派の礼拝所で2件の爆発があり、少なくとも19
人の地元住民が死亡、22人が負傷した−−イスラム・メモが8日夕7時30分
(メッカ時間)の速報で伝えた。
タミン州の警察本部長ツラン・ユスフ警視は、19人が殺害され(そのうち5
人は1つの家族)、22人が負傷した。負傷者のなかには最初の爆発で自爆した
人物も含まれている。
キルクーク総合病院のアザド・マフムード医師は、負傷者のうち11人は重態
だと語った。
ダククの人口構成はシーア派のトルクメン人がもっとも多いといわれる。親米
のクルド分離主義者たちは、キルクークがアラブの一部として現在の地位を維持
するか、それとも「クルディスタン」に併合されるかを決める住民投票の前に、
産油地帯であるキルクーク地域からクルド人以外のアラブ人とトルクメン人を追
いだそうとして、テロと圧力、脅迫、汚職、公文書偽造などの試みをおこなって
きた。
●ディヤラ州 Diyala Province
◆バクーバ: レジスタンスの爆弾で傀儡警官高官が死亡
Resistance bombs south of Ba‘qubah kill puppet police officials
8日昼すぎ、バクーバ南のムハンマド・シュクラン地区で、イラク・レジスタ
ンスの爆弾が傀儡警察の車両を破壊した−−イスラム・メモが8日夕7時30分
の速報で伝えた。
イスラム・メモ通信員からのレポートによると、傀儡政府の治安関係者は、道
路脇に仕掛けられた爆弾が炸裂し、カーン・バニ管区の警察監督官であるサイド
・アル・アミリ警視と、同管区を担当する内務省の治安部隊マガウィルの連隊長
ムフシン・アッ・ディファイ中佐が死亡した、と語った。同じ管区で警察監督官
をしているハシミ・アル・ミアリ警視も負傷した。
◇レジスタンス戦士がディヤラ州警察本部長の自宅を襲撃
◇ハリス: レジスタンスがパトロール中の傀儡警官を捕獲
◇ハリス: 正体不明の爆弾で女性死亡
◇ハリス近郊: 大学生8人が誘拐される
●ニネベ州 Ninwa Province
◇モスル: レジスタンスの爆弾で警察車両が破壊される
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オリジナル(英字) 編集 Muhammad Abu Nasr:
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
イラク情勢ニュース(URUK NEWS)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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