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占領米軍が増派され、武装勢力への「掃討作戦」が強化されればされるほど、無辜のイラク市民の犠牲と米軍兵士の死者が急増するばかり、といった泥沼のイラク情勢で伝えられる一方、最近イラクに注目すべき新しい動きが二つ現れている。
ひとつは、宗派間抗争が激しかったイスラム教のスンニ派とシーア派、その両派に所属する聖職者100名以上がバグダッドで集まり、「米軍の占領終結と暴力の否定」そして「イラク社会の分裂克服」を訴える「イスラム聖職者連合」を立ち上げたこと。
いまひとつは、イラク国民議会で占領軍の駐留延長には国民議会の承認が必要という法案が可決されたことだ。これでマリキ首相が駐留延長を国連安保理に要請しても、イラク国民議会が駐留に“No”の回答を突きつける可能性が出てきた。そうなればブッシュ政権による「イラク占領」の「正当性」は根拠を失うわけだ。
今後のイラクを占う注目すべき二つの動きである。
【関連記事】
イラクのスンニ派とシーア派/聖職者が合同組織/“占領・暴力終結を”(6月6日付「しんぶん赤旗」)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-06-06/2007060607_01_0.html
2007-06-06
〔イラクから〕 米軍駐留延長に“No” 意思表示へ イラク議会が通告可能決議 消える「イラク占領」の「正当性」の幻(机の上の空 大沼安史の個人新聞)
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2007/06/post_0705.html
イラク多国籍軍/駐留延長 議会で承認必要/法案可決 撤退求める世論反映(6月8日付「しんぶん赤旗」)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-06-08/2007060807_01_0.html