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http://saru.txt-nifty.com/blog/2007/06/19676540_2f13.html から転載。
2007年6月 5日 (火)
1967年6月5日―パレスチナ全土占領から40年
4日付しんぶん赤旗に出ていた小玉純一さんのコラムです。全文に味わい深いものを感じました。OCRして引用しておきます。
2007年6月4日(月)「しんぶん赤旗」
ほっとコム
占領40年を思う
4年前、イラク戦争開始直後にカイロで出会ったエジプト人女子学生の言葉が忘れられません。「イラクはパレスチナのようになる」
続く占領と軍事作戦、これに対する抗議と抵抗、市民を巻き込む爆弾テロ、そして住民を分断する壁の建設―。バグダッドの事態は彼女の予測通りです。
今年は1948年の第1次中東戦争でパレスチナ難民が生まれて約60年。アラブの人はずっとパレスチナ問題を見聞きして育ち、生きてきました。67年6月5日には、イスラエルがアラブ側を奇襲。6日間で「圧勝」し、パレスチナ全土を手にしました。第3次中東戦争です。以後40年、パレスチナは事実上の占領下でした。
占領下の子どもたちのために活動するパレスチナ人女性がいます。マジダ・エルサッカさん。昨年末の来日講演で、「パレスチナ人の自爆攻撃をどう考えるか」との質問にこう答えています。
「反対です。人生を大事にし、平和に生きることを大事にしたいと思うからです。人を殺す点では空爆するイスラエル兵と同じです。でも自爆攻撃に至った事情も私には理解できます。移動の自由もなく、家を壊され、家族を失い、生活は闇のなかです。5人の子を一瞬に失ったお母さんに何と言えばいいのでしょう。(パレスチナ人の)人生とは楽しむものになっていません」
占領下で暮らすとは?6月5日にはこの40年に思いをめぐらせたいと思います。
(小玉純一)