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2007.06.02
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イスラエルの上級ラビ、集団虐殺を提唱
エレクトロニック・インティファーダの記事、 Top Israeli rabbis advocate genocide で知ったのだが、イスラエルの前主席ラビが
「ロケットの発射を止めるためにガザに対して大規模な軍事攻撃を仕掛けるときに、民間人を無差別に殺すことに何の倫理的禁止もありえない」
と語ったという。この発言をしたのはスファルディーの前主席ラビ──イスラエルのなかで最も上級の宗教者のひとりであるモルデハイ・エリヤフ氏。
イスラエルの右派系新聞エルサレム・ポスト紙は30日付で、Eliyahu advocates carpet bombing Gaza,と題して報道している。これによると、エリヤフ氏は、オルメルト首相に手紙を出し、その手紙は週刊ジャーナルに掲載されて、イスラエル中のシナゴーグに配られているという。
エリヤフ氏は
「ユダヤ人の戦争倫理によると、個人の不道徳な行為について、市全体が集団的な責任を負う。ガザではカッサムロケットの発射を止めないから、すべての人口に責任があるのだ」
としている。
さらにエリヤフ氏の息子で、サフェド市のチーフ・ラビであるシュメル・エリヤフは、父親の言葉を増幅して、
「我々が100人殺しても彼らが[ロケット弾を]止めないのなら、我々は1000人を殺さなくてはならない。1000人でだめなら、1万人殺さないとならない……」
と宣言しているという。
これらの発言に対して、エレクトロニック・インティファーダ設立者のひとり、アリ・アブニマーはだいたいこのようなことを書いている。
「イスラエルでこの類のパレスチナ人に対する大量虐殺をそそのかす憎悪が語られるのは珍しいことではない。では、ムスリムやパレスチナの指導者がこのようなことを言ったらどうなるか。イランのアフマディネジャド大統領が伝えられたところでは、イスラエルを取り除くことを述べたときに、国際社会がどう激しく抗議をしたかを私たちは知っている。」
「アフマディネジャドを非難して、ご機嫌取りをしていたすべてのEU官僚は、このイスラエルの前主席ラビに対して、同じような強く、公的な立場を取るのだろうか?」
アブニマーは、ナチによるホロコーストの後で作られた「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約」( the Convention on the Prevention and Punishment of the Crime of Genocide )では、「直接の、そして公的な集団殺戮をそそのかす」行為は処罰されるものだと書いている。
レバノンの一人の男性[ハリーリ前レバノン首相]の殺害を捜査するために国際法廷を開くという国連安保理は、無差別の虐殺をそそのかしているような状態に注意を払うだろうか?とも、アブニマーは書いている。
( Top Israeli rabbis advocate genocide より)
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そうなんだよね。イスラエルのなかでなされている、トンデモ発言が問題にされることはほとんどなく、同じようなことをムスリムが言ったら、大変なことになる。
この元主席ラビは、どこに飛ぶかわからないような手製のロケット弾を止めるためにどれだけ殺してもいいと言っているけれど、これを止められるのは自分たちが殺害や侵攻を行わず、占領をやめることが一番早いというのを考えもしないのだろうか。(まとめておくと、この2週間でも、パレスチナ人は50人がイスラエル軍によって殺され、パレスチナのロケット弾で殺されたイスラエル人は2人。)
http://0000000000.net/p-navi/info/news/200706020240.htm