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トルコ参謀総長、イラク側クルド人自治区を攻撃の構え
2007.06.01
Web posted at: 15:34 JST
- AP
アンカラ(AP) トルコのビュユクアヌト参謀総長は31日、同国のクルド人独立を目指す武装組織、クルド労働者党(PKK)が拠点とするイラク北部のクルド人自治区を「攻撃する用意がある」と、あらためて言明した。PKKはイラク国境付近でトルコ側への攻撃を激化させている。
ビュユクアヌト参謀総長は、軍部がすでに軍事行動の準備を開始し、政府の承認を待っていると述べた。参謀総長は先月から、PKK掃討のために「イラク側への侵攻が必要だ」と主張してきた。エルドアン首相も最近、PKKの犯行とみられる首都アンカラでの爆弾テロを受け、「軍部が報復攻撃を決めた場合は、これを支持する」と表明している。
これに対し、クルド人自治区のバルザニ自治政府議長は、「侵攻を受けたらトルコ軍との衝突も辞さない」と、強硬姿勢を示している。
クルド人自治区のあるイラク北部は、同国の中で比較的安定した地域。エルドアン首相は米国とイラクに対し、イラク北部のPKK拠点を破壊するよう求めているが、軍事攻撃による治安悪化を避けたい米国は、トルコ側に自制を呼び掛けてきた。こうした状況を受け、ビュユクアヌト参謀総長は、「わが国の対テロ戦が十分な支援を受けていないことは明らかだ」と不満をあらわにした。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200706010015.html