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□「イランがタリバンに武器供給」と米英当局者 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200705310015.html
「イランがタリバーンに武器供給」と米英当局者
2007.05.31
Web posted at: 15:05 JST
- CNN
ワシントン(CNN) 米国と北大西洋条約機構(NATO)が率いるアフガニスタン国際部隊と衝突しているイスラム原理主義勢力タリバーンの戦闘員は、イランから武器を供給されている可能性がある。米英両国の当局者が5月30日、CNNに語った。
アフガン国際部隊の関係者は、イラン製のAK−47自動小銃や、C−4プラスチック爆弾、迫撃砲を押収。また、米軍装甲車を破壊する強力な爆発成形弾(EFP)も発見された。EFPはイランからイラク武装勢力に供給されているものと似ているが、NATO関係者によると、イラン政権との直接のつながりは確認されていない。
専門家筋は、イラク政府上層部がタリバーンへの武器供給に関与しているか疑問視しており、イラン革命防衛隊のアルクッズ部隊が独自に活動している可能性を指摘している。ただ、米当局者は匿名を条件にCNNに対し、イラン政府上層部が武器供給を把握しているとの認識を明らかにし、意思があれば取り締まりは可能と主張した。
別の米当局者は、イランが依然タリバーンを敵視しているものの、自国の目的と一致する場合は扱いにくい勢力とも連携してきた歴史があると指摘した。イランは今回の場合、アフガン駐留米軍を攻撃する目的でタリバーンと方向性が一致しているという。
また、英国防省は声明を発表し、イランからタリバーンへの武器供給が「容認し難い」と述べ、違法供給されている武器がイラン製である点に懸念を表明した。
イラン当局者は国連で、タリバーンへの武器供給疑惑を否定するとともに、アフガニスタンのカルザイ大統領を以前から支持し、タリバーンを敵視していることを強調した。