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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu144.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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アメリカ大統領候補は皆イスラエル支持。イスラエルは、米政界を
動かせても、イラク占領の泥沼化した状況を変えることはできない
2007年5月30日 水曜日
◆共和党大統領予備選ディベートinサウスカロライナ 5月22日 暗いニュースリンク
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/05/in_2a07.html#more
質問者:
「ポール議員、あなたは2002年のイラクに対する軍事力行使権限をブッシュ大統領に与える法案に反対した共和党下院議員6人の1人ですね。」
ロン・ポール:
「その通りです。」
質問者:
「そして今では米軍の撤退を主張していますね。最新の世論調査によれば、共和党支持者の77%が駐留軍撤退の予定表設定に反対しています。あなたは出馬する政党を間違えていませんか?」(会場から笑い)
ロン・ポール:
「だが、昨年度の選挙では戦争政策のせいで共和党の支持基盤が縮小したことを自覚すべきでしょう。したがってその(共和党支持者の)割合が国民全体では少ないわけです。アメリカ国民の65%から70%は撤退を支持しています。国民は戦争を終わらせたいのですよ。(中略)ロナルド・レーガンは1983年に海兵隊をレバノンに派遣し、しっぽを撒いて逃げることはしないと言いました。それから数ヵ月後、241人の戦死者が出て、海兵隊は撤退しました。レーガンは回顧録の中でこの件に触れて「決してしっぽを撒いて逃げることはしないと言ったが、中東政策の不条理について自覚が足りなかった」と言いました。それで彼は政策変更に至ったのです。我々はロナルド・レーガンの勇気を必要としているんです。」
質問者:
「ポール議員、イラク戦争に反対し、駐留米軍の即時撤退を主張しているのはこの舞台上であなた1人だと思いますが、党から逸脱していませんか?なぜ党の指名を求めるのですか?」
ロン・ポール:
「あのですね、共和党は道を見失ったんです。共和党の保守派は常に外交不干渉主義を提唱してきたんです。ボブ・タフト上院議員はNATO加入すら反対しました。ジョージ・ブッシュは2000年大統領選挙で、謙虚な外交政策を主張してました。国家建設はせず、国外での警察活動もしない。朝鮮戦争を終結させるために共和党が選ばれました。ベトナム戦争終結のために共和党が選ばれました。共和党には反戦主義の強い伝統があります。憲法上でもその立場です。外交不干渉主義は建国の父たちからの忠告であり、同盟に巻き込まれることなく、世界各国と友好的に接して、交渉し話し合い貿易するのです。
極端な進歩を考えてみればいい。ベトナムとの関係です。あそこで我が国は6万人の兵士を失いました。我々は敗北して帰国しました。今では、我々はベトナムに投資してます。建国の父たちの忠告に従い憲法に従うことにはおおいにメリットがあるんですよ。
私の論点は、我が国は不用意に戦争するべきではないということなんです。そうなると、戦争は終わらなくなる。」
質問者:
「ポール議員、あなたは9/11テロ以降それが変わったとは思いませんか?」
ロン・ポール:
「何が変わったと言うんですか?」
質問者:
「外交不干渉主義のことです。」
ロン・ポール:
「いいえ、外交不干渉主義は大事な要因ですよ。なぜ我が国が攻撃されたかご存知ですか?攻撃の理由は我が国が海外に居るからですよ。我々はイラクを10年間も爆撃し続けた。中東にもずっと居る・・・レーガンは正しかったんですよ。
我が国は中東政策の不条理さを理解していないのです。今現在、我が国はイラクにバチカンよりも大きな大使館を建設しています。14の恒久基地を建設してるんです。もしも中国が我が国やメキシコ湾で同じことをやったらどうします?他国が我が国にやったらどうするかという観点で物事を見直すべきなんですよ。」(会場から拍手)
質問者:
「我が国が9/11攻撃を招いたと言うんですか?」
ロン・ポール:
「私が言っているのは、攻撃者達に耳を貸して理由を聞けば、彼らは我が国の派兵を喜んでいて、オサマ・ビン・ラディンの言うように“我々の砂漠に来てくれたおかげで狙い易くなった」と言ってるんですよ。連中はすでに我が国の兵士を3400人も殺しているんですよ。あれが必要だったとはとても思えませんね。」
ジュリアーニ:
「ちょっと意見したいんだがいいかね?これはまた異常な主張だ。異常な主張だよ。911テロを経験したのに、イラクを攻撃したからテロを招いたとはね。そんな主張はこれまで聞いた事がないし、911の説明としてこんな馬鹿げたものはないな。(会場から大きな拍手喝采)ポール議員には、意見を取り消して本音ではないと言ってもらいたい。(会場から拍手)」
質問者:
「ポール議員?」
ロン・ポール:
「CIAがブローバックについて語ったのは正しいと私は真摯に信じています。1953年にイランに介入し、シャーを据えた際、ブローバックがありました。その反応として、我が国は人質をとられ、長引きました。それを無視するというなら、我々自身の危険から目を背けることになる。もしも我々が世界を欲しいままにして嫌悪を引き起こすことがないと思うのなら、それは問題です。彼らが我々を攻撃するのは我々が金持ちで自由だからではないのです。彼らの土地に派兵するから攻撃されるんです。もしも他国が我が国に同じことをしたら、どう思いますかね?」
◆アメリカを中東から追い出すイラン 5月29日 田中 宇
http://tanakanews.com/070529mideast.htm
▼イラク、イラン潰しはイスラエルの戦略
アメリカがイラクから撤退して最も困る国は、これまでアメリカの軍事力を動員してアラブ諸国やイランを抑圧し、周りが敵ばかりになっているイスラエルである。
もともと2003年のイラク侵攻は、1970年代以来のイスラエルの対米戦略の成果として実現した。イスラエルは、中東における仇敵であるイラクとイランを相次いでアメリカに侵攻させて政権転覆することで、中東においてイスラエルに対抗できる勢力がいない状態を作ろうとした。(サウジアラビアやエジプトは、国は大きいものの、大した軍事力を持っておらず、イスラエルと戦争する気がない。半面、イラクとイランは、放置すると大国になり、イスラエルに戦争を仕掛けかねない)
イラクを潰してイランを残すと、現実として今起きているように、イランがイラクで影響力を拡大してしまい、イスラエルにとって脅威の削減にならない。だからイスラエルはアメリカに、イラクとイランの両方を政権転覆させようとした。2002年にブッシュが政権転覆の対象国として名指しした「悪の枢軸」(イラク、イラン、北朝鮮)がその象徴である(北朝鮮は、イスラエルの意図を隠すための当て馬だったと考えられる)。
イスラエルは政治圧力団体を通じた米政界での支配力が非常に強く、大統領になるにはイスラエルの言うことを聞く必要がある。ブッシュは2000年の当選前に、イスラエルに対し、イラクとイランの両方を侵攻で政権転覆することを約束していたと推測される。
(2008年の大統領選挙に立候補を予定している候補のほとんどが、イスラエルに対する強い支持を表明している。アメリカの大統領選挙は、まるでアメリカではなくイスラエルの選挙のようである)(関連記事)
(中略)
イスラエルは、何とかアメリカにイランを攻撃させようとして米政界に圧力をかけて、米議会は以前に可決した「ブッシュがイランを攻撃する際には議会の承認が必要だ」という決議を、ブッシュが拒否権を発動した後、撤回してしまった。ヒラリー・クリントンやバラク・オバマなどの次期大統領候補は皆「必要なら、イランに対する武力攻撃をやるべきだ」と競って叫んでいる。アメリカがイランを攻撃することは自滅行為であることは誰の目にも明らかだ。にもかかわらず、アメリカの政治家の多くが「イラン侵攻も辞さず」と言わざるを得ない背後には、強大なイスラエルの政治圧力が存在している。(関連記事その1、その2)
しかしイスラエルは、米政界を動かせても、イラク占領の泥沼化した状況を変えることはできない。イラク占領がアメリカの軍事力を浪費しているのは明らかだ。アメリカの軍事力が国家存続の後ろ盾になっているイスラエルは、ブッシュ政権から「イラクの占領問題でイランに協力してもらわなければならないので、イランを攻撃するわけにはいかない」と言われ、受け入れざるを得ない状態だ。
イスラエルはチェイニーから「必要ならイスラエルの方でイランを空爆したらどうですか」と誘われているが、イスラエルが単独でイランを空爆したら、イランとイスラエルの戦争になり、イスラエルは滅亡しかねない。(関連記事)
イスラエルがアメリカを動かして、イラクの次にイランを侵攻して政権転覆するはずだったのが、イラク占領の泥沼化によって頓挫している間に、狙われたイランの方は、イスラエルの南のガザにいる過激派組織ハマスと、イスラエルの北のレバノンにいる過激派組織ヒズボラに武器と資金、戦争技術をどんどん供給し、イスラエルとの代理戦争をさせる戦略を進めた。ガザとレバノンの状況は最近、イランに有利でイスラエルに不利な状況へと動いている。今回の記事はすでに非常に長くなってしまったので、この件については改めて書く。
(私のコメント)
5月25日に「アメリカという国は、第二次世界大戦以降、国際金融資本に
乗っ取られた」と書きましたが、国際金融資本はユダヤ人によるものが多い。だから資金力は豊富で、その資金力で大統領選挙の勝敗は決してしまう。アメリカ全土を一年間もかけて選挙キャンペーンを続けるのだから資金はいくらあっても足りない。
松岡農林大臣の自殺にしてもヤクザから借りた10億円の借金が原因だと言う説もあります。選挙のたびに数億円の金を借りていくうちに借金の山だらけになってしまいます。松岡大臣以外にも巨額の借金で自己破産する国会議員もいるくらいだ。
そんな国会議員に朝鮮総連などから一億円の資金提供の申し出があったら誰でも貰ってしまうだろう。しかもこのような外国の工作機関だと領収書も要らないから脱税で捕まる心配も無い。このようにして日本の国会議員は中国や韓国や北朝鮮に対しては妙に甘い政策をとる傾向があります。
このように民主主義は金のかかる選挙が弱点と言えるのですが、アメリカもその例外ではない。国際金融資本が資金力を生かして大統領を意のままに操り、連邦議会議員も国際金融資本に逆らえる議員はほとんどいない。
国際金融資本の行動部隊としてはイスラエルロビーやイスラエルのモサドなどが実行部隊ですが、戦後において反イスラエル的な議員を狙い撃ちして落選運動を行い絶大な効果を上げている。マスコミなどもユダヤ系が多く中立公正な報道など望むべくも無い。
冒頭のロン・ポール大統領候補へのインタビューもいわば泡沫候補の扱いですが、イスラエルロビーの影響を受けないアメリカの国政の本音はこのようなものだと言える。すなわちイラク戦争はイスラエルのためにアメリカは戦っていると言える。イスラエルロビーはさらにイランへの攻撃の圧力をかけている。
9・11テロの真相究明がなかなか行なわれないのもイスラエルロビーやユダヤ系マスコミのせいなのですが、イラクのサダム・フセインがテロリストを支援していると言う名目で大マスコミのキャンペーンが行なわれて、イラク戦争に反対する連邦議会議員は次の選挙に落とされる恐れがあったから少なかった。ロン・ポール議員は共和党ながら反対した6人の議員のうちの一人だ。
もはやアメリカはアメリカ国民の為にあるのではなくイスラエルの為にあるかのような状況になっているのですが、アメリカ国民はマスコミに洗脳されてイラクに兵士を送り込んで三千数百人もの戦死者を出しても、反戦運動は小規模にしか起きない。ベトナム戦争の時はマスコミは反戦運動に積極的だったのにイラク戦争では批判的記事を載せるのは極めてまれだ。
アメリカはイラク国内に3000名規模のアメリカ大使館を置き、14もの恒久的軍事基地を建設している。その維持費だけでもかなりの金額になるのでしょうが石油で回収するのだろう。しかしイラク国民がそれを容認するだろうか? 周辺のイランやシリアやサウジが容認するとは思えない。
イラク戦争は世界最強のアメリカ軍とは思えない無様な戦争ですが、もしかしたらブッシュ大統領は無能な大統領のふりをしているのかもしれない。ブッシュ大統領としてはイスラエルに逆らう事は出来ないが、わざと中途半端な軍隊を送って泥沼化して、これ以上中東に深入りしないようにサボタージュしているのかもしれない。
同じような事はレーガン大統領の時もありましたが、レーガン大統領はいやいやながらもレバノンに派兵しましたが、241人の被害を出した自爆テロに遭って海兵隊を撤兵させた。このようにアメリカの大統領はイスラエルの圧力で中東に出兵させても被害を出して仕方なく撤兵するという事を繰り返している。イラク戦争も数千名規模の戦死者を出しているからそろそろ撤兵させたいのがブッシュ大統領の本音だろう。
そもそもイスラエルがアメリカの政治にこれほど介入できるのはどうしてなのだろう? 私がアメリカ人ならイスラエルの為になぜアメリカ人の血を流すのかと抗議するところだ。イラクに直接介入したところで反発を受けるだけでありイスラエルの利益にはなってもアメリカの利益にはならない。アメリカ人はお人好しなのだろうか?
日本でもチャイナロビーやコリアロビーが国会議員にさまざまな工作をしているようですが、マスコミも朝日新聞や毎日新聞など日本人の視点よりも中国や韓国の視点で記事が書かれていることが多い。従軍慰安婦問題など朝日が火をつけて中国や韓国と連帯している。テレビなども外資系スポンサーの圧力がニュース報道に反映して、日本のナショナリズム的な傾向を牽制している。
このように民主主義政治は有権者が政治に無関心だと外国の工作活動を許して国会議員ごと買収されてしまう恐れがある。かつては自民党はCIAから金をもらい、社会党はソ連の共産党から金をもらって政治をしていた。ところが日本のマスコミはこの事をほとんど報道しない。マスコミも同じように外国から金をもらって記事を書いているのだ。
国際金融資本にとっては日本やアメリカなどの愛国保守に対しては非常な警戒心を持っている。国の政治が国民の為ではなく国際金融資本や外国の利益のために行なわれるのを阻止する為には愛国保守が中心になって阻止しなければならない。そうでなければ民主主義は他の勢力に利用されてしまうのだ。
かつてのアメリカの共和党はロン・ポール候補が言うように外交不干渉主義だった。スエズ動乱の時は反イスラエルの政策をとり、英仏の国際金融資本に対抗した事もある。この頃のアメリカはまだ国際金融資本の力も弱く、イスラエルも建国間もない頃でアメリカに対する工作も弱かった。ところが現在ではアメリカは国際金融資本とイスラエルに乗っ取られた国になってしまっている。日本も注意すべきだろう。