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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(27日)東エルサレムで国境警備隊員への銃撃
★(28日)スデロット市で技術者が砲撃の犠牲に
★(29日)民家に侵入したヒョウを素手で捕獲
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2007年5月27日（日）
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＊東エルサレムでパレスチナ人２人が国境警備隊を銃撃。警備隊員は負
傷しながらも反撃し、２人を射殺した。パレスチナ人の撃った銃弾で
付近にいたパレスチナ人１人が死亡した。(H,Y)
＊国防軍はハマスの軍事施設を攻撃中。ハマスのメンバー７人が死亡し
たもよう。スデロットに対する砲撃は止まっていない。(H,Y,P)
＊パレスチナ難民キャンプのアルカイダ系組織を包囲するレバノン軍に
米軍の支援物資が到着。ヒズボラ指導者のナスララは、アルカイダ系
武装組織への攻撃をやめ、交渉で決着すべきだと語った。(H,P)
＊国外亡命中のシリア反体制指導者ガトリイ氏が、イスラエルの国会で
証言へ。シリアの独裁者アサド大統領との和平交渉は、双方の国民に
とって非常に危険だとガドリイ氏は警告している。(H,Y)
＊国防軍がハマスの無任所閣僚カブハを西岸地区で逮捕。ハマスの閣僚
が逮捕されるのは先週から２人目。(Y,P)
＊ヒズボラに協力した容疑で国外逃亡中のビシャーラ元議員が、アラブ
諸国は和平を拒否してイスラエルと戦うべきだと発言。(Y,P)
＊英国の建築家がイスラエルの建築家を「占領に協力した」と非難する
声明文を作成。多くの著名な建築家が署名している。(Y)
＊心臓発作の後、一時は危険な状態だったペレス副首相のソニア夫人が
意識を回復。経過は良好で、数日で退院できる見込み。(Y,P)
＊イスラエル人監督の撮影した「クラゲ」など２本の映画が、カンヌ映
画祭で４つの賞を受賞。予想以上に健闘した。(H,P)
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2007年5月28日（月）
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＊昨日朝、スデロットを訪問した３５歳のコンピュータ技術者がロケッ
ト砲を被弾し、死亡。スデロットには引き続き毎日１０発以上の無差
別砲撃が続いており、民家に被害が出ている。(H,Y,P)
＊オルマート首相は国防軍に対し、ハマスの軍事施設に対する攻撃を強
化するよう指示。しかし、大規模な地上侵攻は避ける。(H,Y,P)
＊イスラエルがガザと西岸地区で全ての攻撃を中止しない限りスデロッ
トへの砲撃は止めないと、ハマスが宣言。イスラエルが攻撃を続ける
なら誘拐した国防軍兵士を処刑すると警告した。(H,Y,P)
＊富豪のゲイドマーク氏がスデロットからの避難者支援を拡大中。政府
も国防軍施設に避難民を受け入れている。スデロットの市長は、逃げ
るのではなく町を防衛せよと、政府に苦言を呈した。(Y)
＊生徒会と首相が授業料値上げに関する協定に調印。１ヶ月以上に及ぶ
ストを受け、政府は値上げの１年延期などの条件に同意した。(Y)
＊２００６年の総選挙で労働党の選挙顧問を務めた米国のグリーンバー
グ氏が、顧問料の不払いで労働党を訴え。(Y)
＊ファタハのガザ治安責任者のシャバクが辞任。ハマスとの闘争でアッ
バス議長から十分な支援を得られないためと見られている。(P)
＊刑期を終えた性犯罪者を監視する法律が制定されたが、検察庁と保健
省が手続きを怠り、ほとんど機能していないことが判明。(H)
＊キリスト教福音派系「ゴッドＴＶ」がエルサレムからのライブ放送を
開始。同局では来年５月に全世界から３０００人の視聴者をエルサレ
ムに集め、イスラエル独立６０周年の記念集会を行う予定。(P)
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2007年5月29日（火）
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＊昨日は労働党首選挙。バラク元首相がアヤロン氏を数％の差でリード
したが最低得票率に達せず、６月１２日に決選投票が行われる。ペレ
ツ現党首支持票の動向が勝敗の鍵を握ると見られている。(H,Y,P)
＊砲撃で授業を中止していたスデロットの学校が授業を再開。しかし、
出席率は３割前後で、まともな授業は行えなかった。(H,Y,P)
＊ペレス副首相は「大統領にふさわしい経歴」だとして、カディマ推薦
の大統領候補とすることをオルマート首相が決定。(H,Y,P)
＊国防軍がアルアクサ殉教団の幹部シャウィシュを西岸地区で拘束。多
くのテロを指揮し、７年間にわたり逃亡を続けていた。(Y,P)
＊レバノンでは難民キャンプのパレスチナ人指導者がアルカイダ系の武
装組織を説得中。武装組織は強硬で交渉は難航している。(H)
＊スデロットに１０発以上のロケット砲攻撃。国防軍はしばらく休止し
ていたハマス施設へのミサイル攻撃を再開した。(H,Y)
＊テルアビブでアラブ人の運転手を惨殺したユダヤ人青年を起訴。支離
滅裂な発言をしており、精神鑑定が行われる見込み。(P,H,Y)
＊ハマスが英国とＢＢＣ記者釈放で交渉中。記者を誘拐した組織はアル
カイダのテロリストの釈放を要求しているもよう。(H)
＊ネゲブの町で野生のヒョウの子供が民家に侵入。家人が素手で取り押
さえた。この地域では最近、ヒョウが目撃され、猫が食われる被害が
続いていた。ヒョウは弱っており、手当てを受けている。(Y,P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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