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読売【イラン代表団がバグダッド入り、米と直接協議へ】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070528i305.htm
イラン代表団がバグダッド入り、米と直接協議へ
【テヘラン=工藤武人】イラン国営通信によると、イランと米国による断交後、初の本格的な直接協議が28日にイラクの首都バグダッドで行われるのを前に、イラン代表団が27日、バグダッド入りした。
協議は大使級で行われ、議題となる「イラク情勢」について、安定化に向けた歩み寄りが図られるかどうか注目される。
バグダッド入りしたのは、イラン外務省のイラク担当者と国家安全保障最高会議の中東局長ら。協議の首席代表は、米側がクロッカー駐イラク大使、イラン側はカゼミコミ駐イラク大使が務める。
今回の協議で、米国は、2国間接触を続けることで中東でのイランの「建設的役割」を引き出したい考えだ。しかし、イランはなお、対米強硬姿勢を崩していない。
イラン学生通信によると、イラン外務省は27日、「米国の情報機関に操られたスパイ網がイラン国内で破壊工作をしようとしていた」として、米国の利益代表を務めるスイスの駐イラン大使を呼んで抗議した。
また、イランのモッタキ外相は26日の記者会見で、「米国がイラクでの政策の失敗を認め、政策を改めるなら、協議の継続に期待が持てるだろう」と、米国が態度を改めるのが先決との認識を示している。
(2007年5月28日13時32分読売新聞)
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