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毎日【米議会:イラク戦費予算案可決 撤退期限示さずに】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/america/news/20070525k0000e030057000c.html
米議会:イラク戦費予算案可決 撤退期限示さずに
【ワシントン及川正也】米上下両院は24日の本会議で、イラク駐留米軍の撤退期限を示さない代わりに、イラク政府が達成すべき目標を盛り込んだ07会計年度補正予算案を可決した。ブッシュ大統領の署名で成立する。大統領の拒否権行使などで難航したイラク戦費補正予算案は、審議入りから約2カ月ぶりに成立の見通しとなった。
イラク戦費予算をめぐっては、ブッシュ大統領と民主党が激しく対立。可決された予算案は民主党が妥協し撤退期限を削除した代わりに、政治・経済分野でイラク政府が達成すべき目標値を設定。米議会がイラク政府が達成目標を満たしていないと判断すれば、復興援助を停止できるとの条項を盛り込んだ。
民主党にとり今回の妥協は、昨年11月の中間選挙で議会多数派に転じ、イラク駐留米軍撤退期限設定を最大の政治目標としてきた同党の「敗北」を意味する。予算案採決では08年大統領選に出馬表明している民主党のヒラリー・クリントン、オバマ両上院議員は反対票を投じた。同党指導部は「大統領のイラク政策を転換させる戦いを続ける」(リード上院院内総務)と強調した。
ブッシュ大統領は今後、撤退期限に縛られず米軍増派計画遂行に全力を挙げる意向だが、民主党は6月からの08会計年度国防予算案審議などで引き続き米軍撤退期限の明示を求めていく方針で、「ブッシュ政権対民主党」の対決はさらに激化しそうだ。
大統領は記者会見で「米国の支持と犠牲の継続の代償として、イラク政府は明確な(政治的な)進展を見せる必要がある」と指摘。治安回復について増派部隊配備が完了する6月以降の今夏が「重要な時期になる」と表明した。
毎日新聞 2007年5月25日 12時11分 (最終更新時間 5月25日 12時15分)
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