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読売【イラク戦費950億ドル含む補正予算案、米上下両院を通過】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070525i303.htm
イラク戦費950億ドル含む補正予算案、米上下両院を通過
【ワシントン=貞広貴志】米上下両院は24日、今年9月末までのイラク追加戦費950億ドル(約11兆5000億円)を盛り込んだ総額1200億ドル(約14兆5000億円)の補正予算案をそれぞれ可決した。
ブッシュ大統領が25日にも署名、成立の見込みで、予算拠出の遅れがイラク駐留米軍の作戦に支障を来す事態はひとまず回避される。
焦点だった米軍の撤収期限については、ブッシュ大統領が拒否権を何度でも行使する方針を示したことで、民主党が予算条項への明示を断念する形で決着した。
今回、両院を通過した補正予算案は、撤収期限に代わって、イラク政府が政治プロセスや経済復興の「基準」を満たせなければ、米国からの資金拠出を制限する条項を新たに盛り込んだ。マリキ政権がテロ対策などで実績を上げてないことへの不信感を反映したものだが、ブッシュ大統領が必要と認めれば拠出できる例外規定も設けており、実質的には政府要求を全額認める内容となった。
採決では、共和党に加え民主党の多数も賛成に回り、上院は賛成80、反対14、下院も賛成280、反対142の圧倒的多数で可決した。次期大統領選の民主党有力候補のヒラリー・クリントン、バラク・オバマ両上院議員は反対した。
ブッシュ政権は2月、1000億ドル規模の補正予算を要求したが、両院の過半数を握った民主党は撤収期限を付帯条項として盛り込むよう要求。「来年3月末までの戦闘部隊撤収」をうたった予算案がいったん両院を通過したものの、大統領は今月初めに拒否権を行使し、ホワイトハウスと議会の間で調整が続いていた。
民主党が撤収期限要求を取り下げたのは、予算執行が遅れることで「米兵を危険にさらした」との批判を回避するためだ。ただ、上院民主党のリード院内総務は同日、「戦争の針路を変えるための戦いは続ける」と言明しており、政府が増派の成果を評価する予定の9月をめどに、撤収論議が再燃するのは確実な情勢だ。
(2007年5月25日11時51分読売新聞)
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