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警察相、ハマス最高指導者の殺害を予告 - イスラエル
http://www.afpbb.com/article/1616624
【エルサレム/イスラエル 21日 AFP】 イスラエルのアビ・デヒテル(Avi Dichter)警察相は21日、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の最高指導者ハーレド・マシャル(Khaled Meshaal)氏について、イスラエル政府は機会さえあれば殺害する、と警告を発した。マシャル氏はハマスの中でも対イスラエル強硬派として知られ、現在はシリアに亡命している。
デヒテル警察相は出演したイスラエル軍のラジオで、「彼の存在は正当な標的である以上だ。困難な使命ではあるが機会さえあればいつでも、彼を我々の前から消すことだろう」と述べた。
マシャル氏は1997年、イスラエルの特務機関モサド(Mossad)がヨルダンのアンマン(Amman)で計画した暗殺を逃れた。97年の事件では、モサドの工作員2人がマシャル氏の毒殺を試みたが、ヨルダンの故フセイン国王(king Hussein)がイスラエルに対し、1994年の「イスラエル・ヨルダン平和条約」の破棄(国交の断絶)を示唆し、イスラエル側に解毒剤を要求。暗殺計画は失敗に終わり、マシャル氏は命を取り留めた。
2年後、マシャル氏は「ヨルダンの安全と安定を脅かしている」とされ、ヨルダン人のハマス幹部2人と共に国外追放され、後にシリアの首都ダマスカス(Damascus)へ移った。
デヒテル警察相は、「ダマスカスだろうとどこだろうと、安全に彼が居られる場所などない。そのことを彼自身よく知っている」と述べた。
パレスチナ自治政府首相で同じくハマス指導者であるイスマイル・ハニヤ(Ismail Haniya)首相も標的となりうるか、と問われた同警察相は、「(イスラエルに対する)攻撃命令を出している者の中にハニヤが連なっているならば、彼も正当な標的となる」と答えた。
ハニヤ首相は2004年、ハマスの創設者アハメド・ヤシン(Ahmed Yassin)師が殺害されたガザ(Gaza)地区に対するイスラエル軍の攻撃の際、危うく難を逃れた。
デヒテル警察相は、パレスチナ側によるロケット弾攻撃に関し、「彼(ハニヤ氏)は我々に対するテロリズムを掲げるグループと関連がある。しかし、彼が直接、命令を下しているのかどうか私は分からない」と述べた。
写真はイエメンの首都サヌア(Sana)に到着し、報道陣に答えるハマスの最高幹部マシャル氏(2007年3月10日撮影)(c)AFP/KHALED FAZAA