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議会やメディアも責任 イラク開戦でゴア氏新著
2007年5月23日 17時35分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007052301000511.html
【ニューヨーク23日共同】米有権者を欺きイラク戦争に導いたとして、ブッシュ政権、議会に加え、テレビを中心とする米メディアを厳しく批判したゴア前米副大統領(59)の新著が22日、全米で発売された。2008年大統領選出馬への布石ではないかと話題を呼んでいる。
「理性への攻撃」と題した新著は、01年の米中枢同時テロ後、テロに対する市民の恐怖や報復感情、愛国心を政治があおり、誤ったイラク戦争に突入したと指摘。「ブッシュ大統領を責めるのは単純で簡単だがわれわれにも責任がある」とし、政策・外交方針決定に至る議会やメディアでの論議に関して「(感情と印象に偏り)事実、証拠に基づく論理的な議論が欠落」「米民主主義は空洞化の危機に直面している」と訴えた。
ゴア氏は大統領選出馬について「不可能ではないが、そうなると思えない」と含みを残しながら否定。