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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/05/16
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108573169.html?c=new
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集&発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/05/21 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート 5月16日付
◆レジスタンスの攻撃受けグリーンゾーンで死亡1人、負傷6人
◆米軍の治安作戦のもとシーア派民兵の殺人が完全復活
◇マフムディヤ: 不明米兵3人の捜索で米軍は封鎖、大量拘束と脅迫
◆ヒッラ: レジスタンスが米国領事館を砲撃
◆モスル: 米軍が80歳の聾唖(ろうあ)者を拘束
◆レジスタンスの狙撃手がポーランド兵2人を射殺
◆権限委譲を見越しマフディ軍がディカル州を政府軍から奪取
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□イラク・レジスタンス・レポート 2007年5月16日 水曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Wednesday, 16 May 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0507/iraqiresistancereport_160507.htm
●アンバル州 Al-Anbar Province
◇ファルージャ: レジスタンス勢力が傀儡軍兵士を待ち伏せ攻撃
●バグダッド Baghdad
◆レジスタンスの攻撃受けグリーンゾーンで死亡1人、負傷6人
One dead, six wounded in Resistance mortar attack on “Green Zone”
バグダッド中心部の共和国宮殿周辺に広がる厳重警護地域(米占領軍がグリーン
ゾーンと呼ぶ地域)に、イラク・レジスタンスが9発の迫撃弾を撃ちこんだ、と、
目撃者が語った−−イラク・イスラム法学者協会が16日夜10時25分(バグダ
ッド時間)のニュースで伝えた。
法学者協会が目撃者の話として伝えたところでは、一斉砲撃による爆発音がグリ
ーンゾーン内の各地で起こるのが聞こえた。法学者協会はまた、傀儡政権の治安部
隊関係者が、16日のレジスタンスによるグリーンゾーンへの砲撃で、イラク人1
人が死亡し、他に6人が負傷したと報じた。
他方、イスラム・メモは16日午後8時36分(メッカ時間)の速報において、
バグダッドの米国大使館広報がレジスタンスによる砲撃で6人が負傷したと認めた
が、死亡情報は何も明かさなかった、とレポートした。15日にはレジスタンスの
発射した砲弾1発がグリーンゾーン内で炸裂した。
◆米軍の治安作戦のもとシーア派民兵の殺人が完全復活
Shi‘i sectarian murder spree back to full operation,
under US “security plan” cover
イスラム法学者協会は16日午前11時42分の速報で、イラク傀儡警察が15
日、バグダッドの各地に殺害され遺棄されていた犠牲者15人の遺体を発見したと
報じた。
法学者協会のレポートした治安関係者の話によると、最も多い遺体発見地はバグ
ダッドのカラハ地区で、ドーラ地区で2体、サリヒヤで1体、バイヤで2体、アミ
ルで2体、ジハードで2体、サイイディヤで2体、サドル・シティーで1体が見つ
かった。
傀儡政府の発表した公式の数字によると、今回の遺体発見によって、5月に発見
された遺体数は合計308に達した。シーア派至上主義の暗殺チームによる殺人数
がこのように増えている事態は、明らかに、3ヶ月前に始まったブッシュ政府の
「兵力増派」と「新治安計画」によって、殺人集団の活動が認められ完全に復活し
たことを反映している。シーア派至上主義民兵の活動は初めのうちこそ減少したも
のの、今では米軍治安部隊が配置されたもとにあって、「新治安計画」以前の水準
に復活した。
◇米軍司令部が米兵3人の死亡認める
◇リドワニヤ: レジスタンスがイラク軍司令部をロケット攻撃
◇サマラー: 11日、イスラム軍=レジスタンス組織がイラク軍司令部を砲撃
◇サマラー: 10日、イスラム軍=レジスタンス組織がイラク軍司令部を砲撃
●ディヤラ州 Diyala Province
◇ミクダディヤ: レジスタンスの道路脇爆弾が米軍パトロールを襲う
◇アジム: レジスタンスの迫撃弾がイラク軍司令部を直撃
◇サルマン・バク: レジスタンスの迫撃弾発がイラク軍基地で炸裂
●バビル州 Babil Province
◆マフムディヤ: 不明米兵3人の捜索で米軍は封鎖、大量拘束と脅迫
US uses blockade, mass arrests, threats, to pressure villages and tribes
in effort to find three US troops being held
5月12日にイラク・レジスタンスから攻撃されて米兵4人が死亡し、3人が捕
虜になったといわれる事件で、米軍当局は行方不明の兵士を捜索をすすめ、その一
環としてマフウディヤ地域の町村では400人以上の住民を拘束した−−イスラム
・メモが16日午前11時29分(メッカ時間)の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員が伝えた政府系治安関係者の発言によると、捕虜になっ
た米兵を捜索する作戦には、4000人以上の米軍兵力が投入された。これらの米
軍部隊はイラク軍の支援を受け、攻撃ヘリと米軍機の援護のもとに作戦を展開した。
この情報源は、今のところ460人以上の現地住民が取り調べを受けており、11
人が米軍によって逮捕・投獄された。アメリカ軍は取り調べと捜索の過程で50件
以上の「有力情報」を入手したが、これまでのところ捕虜になったアメリカ兵の居
場所にたどりつく物証は得られていない。
ロンドンに本社を置くサウジ系のアラビア語紙『アル・ハヤト』は、アメリカ軍
がマフムディヤ西方で14日に400人以上の村人を連行し、翌15日にはそれと
別に75人以上を逮捕した、と、政府系治安機関の上級職員が話していることを報
道した。この情報源の話では、捕らえられたアメリカ兵が船でイラク西部のアンバ
ル州に移されるのを嫌い、米軍はユーフラテス川沿いに攻撃をおこなったという。
『アル・ハヤト』は、マフムディヤ西方に位置するウワイサトの農村地域にアメ
リカ兵が捕らえられている徴候もあるが、捕虜になった米兵が生きて発見される可
能性はひじょうに小さい、と報じた。
他方、バグダッドの南40キロに位置するラティフィヤ町の有力者であるアブダ
ル・ナシル・アル・ジャナビ師は、米軍はレジスタンス側に捕虜となった米兵を引
き渡すよう圧力をかけようとして、地元の著名な指導者たちを拘束することも含む
急襲・捜索作戦を展開していると話している。
アル・ジャナビ師は、アメリカ軍が地元指導者や部族長たちを連行して米軍基地
に拘留した、と報告した。米軍の当局者は部族長などの有力者に、アメリカ兵3人
を捕らえたのはお前たち部族メンバーだろうとか、米軍に協力しなければ、「部族
のメンバーが米兵「誘拐」の代償を払うことになるぞ」と脅している。
また、16日付のクドス・プレスは、捕らえられたアメリカ兵を捜索するこの作
戦のなかで、米軍は完全にバグダッドの南に位置するこの一帯を外界から孤立させ、
地元住民に深刻な事態をもたらしている。
マフムディヤ在住のアル・ハジ・アブ・アブド・アル・ガニは、アメリカ軍が一
帯を封鎖し、誰も外に出さないようにした、と語った。外界とのすべてのコミュニ
ケーションが遮断され、大勢の米兵が村にやって来て、家屋を捜索し、しばしば同
じ住居を繰り返し探しまわった。
あるイラク軍の内部関係者は、アメリカ軍は大勢の住民を連行したが、ハリド・
アッ・ドレイミという名前の男を捜していると報告した。米兵がドレイミ宅の裏庭
に血痕を見つけ、彼を「容疑者」と見なしているのだ。
現地住民はアメリカ軍の捜索のやり方に腹を立て、一帯の封鎖を解くよう要請し
た。サバハ・アル・ジャナビは、米兵を捕らえたレジスタンス戦士が米兵の軍服を
脱がせてアラブの衣装に着替えさせるのは、自分たちが別の方法で変装するのと同
じくらい簡単だろうと話した。彼ら住民は一帯の封鎖を強めることはアメリカ兵捕
虜を処刑する結果にしかならないと考えている。
アメリカ軍の側は、作戦を成功させるために少なくとも10人のレジスタンス戦
士が攻撃に参加していた事実をあげて、3人の米兵拘束は「前もって計画されてい
た」ものだという見解を16日に表明した。拘束も攻撃の一環だったというものだ。
◇マフムディヤ: レジスタンスがイラク軍司令部を砲撃
◆ヒッラ: レジスタンスが米国領事館を砲撃
Resistance blasts US consulate in al-Hillah Tuesday night
16日午前11時45分にイスラム法学者協会が報じたところでは、イラク・レ
ジスタンスが15日夜、迫撃弾4発をヒッラ市内のバビル・ホテルにある米国領事
館に撃ちこんだ。
法学者協会の報道によると、米軍によっていつものように厳重警戒がなされてい
るなか、この砲撃による犠牲に関する情報は得られていない、と政府系治安関係者
が語った。
◇ユスフィヤ: レジスタンスが近くの米軍基地を砲撃
●タミン州 At-Ta’mim Province
◇フワイジャ: レジスタンスが傀儡イラク軍を狙って爆弾攻撃
●ニネベ州 Ninwa Province
◆モスル: 米軍が80歳の聾唖(ろうあ)者を拘束
American troops arrest deaf, blind, octogenarian in al-Mawsil
16日夜11時54分にイスラム法学者協会が伝えたところでは、盲目で耳も聞
こえない80歳の高齢者(イラク人の元教師)が捜索中に警察犬を自宅に入れよう
とするアメリカ兵を拒んだため、米軍は彼を逮捕した。
この老人は明らかに、動物を不浄と見なす宗教上の信念にもとづいて、犬を自宅
に入れるのを拒否したのだった。
◇モスル市内各地でレジスタンスがイラク軍・警と交戦
●カディシヤ州 Al-Qadisiyah Province
◆レジスタンスの狙撃手がポーランド兵2人を射殺
Two Polish occupation troops shot and killed by snipers in ad-Diwaniyah
レジスタンスの狙撃手が16日朝9時、バグダッド南方120キロに位置するデ
ィワニヤ市において、ポーランド軍兵士を射殺した。ここ2日間にポーランド兵が
狙撃されたのは2件目である。イスラム法学者協会が16日午後2時10分に報じ
た。
法学者協会のレポートによると、ポーランド兵はディワニヤ市のナハダ地区を徒
歩でパトロールしていて射殺された、と、政府系治安関係者が語った。レポートし
ている時、米軍の地上部隊が市内を広範囲に一軒づつ捜索し、空からは米軍の攻撃
ヘリが狙撃手を捜しまわった。
別のポーランド軍兵士は15日に同じ地区で射殺されており、それもスナイパー
による狙撃の犠牲だった。
●ディカル州 Dhi Qar Province
◆権限委譲を見越しマフディ軍がディカル州を政府軍から奪取
Jaysh al-Mahdi sectarian militia seizes most of Dhi Qar Province
from puppet regime forces in preparation for upcoming US departure
イラク南部の都市ナシリヤでは、バドル旅団を中心とする傀儡政府系の治安部隊
と、競合するシーア派民兵であるマフディ軍とのあいだに、激しい戦闘が勃発した
−−イスラム・メモが16日午後10時8分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員は、マフディ軍の地位の高い指揮官が政府当局によって
逮捕されてアメリカ軍に引き渡され、ナシリヤ在住の情報源はこの事件がマフディ
軍による激しい反発を引き起こしたと語っている、と報じた。
●ナジャフ州 An-Najaf Province
◇傀儡警察のパトロール部隊近くで爆弾が炸裂
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オリジナル(英字) 編集 Muhammad Abu Nasr:
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
イラク情勢ニュース(URUK NEWS)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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