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http://homepage.mac.com/biogon_21/iblog/B1604743443/C1634184641/E20070519115218/index.html から転載。
「奴隷」をめぐる二題
旧日本軍の「性奴隷」制だけがいつまでも問題にされている、とお嘆きのあなた。ご心配にはおよびません。19日付け朝日新聞朝刊の国際面では「英国に「現代の奴隷」」と題して「外国人に売春・低賃金労働を強要」している実態が批判的に報道されています。イギリス政府が「民間のやっていることだから政府に責任はない」と声明したらどれほどの騒ぎになるか、容易に想像できます。また、今年は「奴隷貿易禁止法」から200年とのことで、奴隷制廃止に尽力した議員の子孫が「奴隷の苦しみを体験する「鎖の行進」に参加」し、インタビューが掲載されています。60年前どころか200年前のことですが、「傷ついた過去の歴史と向き合い、苦痛を受けた人々に謝罪するため行進に参加」したのだそうです。
「奴隷」をめぐってはもうひとつ、ローマ方法ベネディクト13世が訪問先のブラジルで、ヨーロッパからの植民者が先住民を虐殺、奴隷化した過去を無視する演説をした、として批判されています。こちらは500年前のはなしですが、「スペインの帝国主義的侵略が中南米に大規模な民族虐殺をもたらした」(ベネズエラのマルドナド先住民問題担当相)と批判されているわけで、ドイツと日本だけが「過去」に関して批判されているわけではない、ということは明らかですね。