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Aoki Masahiko
Saturday, May 19, 2007 8:28 PM
[nmw] ブレアをバグダッドで到着直後攻撃
<ブレア英首相>バグダッド到着直後に爆発
5月19日19時46分配信 毎日新聞
【カイロ高橋宗男】来月に退任予定のブレア英首相が19日、バグダッドを電
撃訪問したが、首相のバグダッド到着直後、厳重に警備されたグリーンゾーンに
計3発の迫撃砲かロケット弾によるとみられる攻撃があり、1人が負傷した。A
P通信などが報じた。同ゾーン内には英国や米国の大使館があり、1発が英大使
館の駐車場に着弾した。イスラム教スンニ派武装勢力か多国籍軍早期撤退を要求
するシーア派民兵組織による攻撃とみられ、首相の訪問にタイミングを合わせた
攻撃であることは明らかだ。
英国当局者は「普段と変わったことは何もない」と爆発を重視せず、当時首相
がどこにいたか明らかにしていない。爆発が会見場からどの程度離れた地点で起
きたかも不明だ。
米軍が厳しい警備態勢を敷くグリーンゾーンはバグダッドで最も安全とされる
地区だが、周囲にはスンニ派武装勢力などが拠点としている地域がある。今月に
入ってから連日のように迫撃砲などの攻撃にさらされており、3日に4人が死亡、
16日にも少なくとも2人が死亡、10人が負傷した。死傷者の大半はイラク人
やアジア系の契約労働者だが、米政府関係者らも移動の際に防弾チョッキを着用
する必要が生じているという。
迫撃砲やロケット弾による攻撃では、正確に標的を攻撃することは不可能だ。
武装勢力などは敷地内へ着弾することで何らかの被害が出ることを狙っていると
みられる。バグダッドでは治安安定化作戦が続くが、グリーンゾーンでさえ安全
が保証されない実態が改めて浮き彫りとなった。
ブレア首相は19日、イラクのタラバニ大統領やマリキ首相らと会談し、地方
選挙の早期実施やスンニ派武装勢力の政治プロセスへの取り込みを促進するよう
求める予定。同時に自身が退任しても英国のイラク支援に変わりはないことを強
調する方針だ。首相のイラク訪問は03年のイラク戦争以降7度目で、首相とし
ての訪問は、今回が最後とみられる。