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読売【イラク駐留米軍の民間要員、3か月で146人死亡…米紙】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070519it11.htm
イラク駐留米軍の民間要員、3か月で146人死亡…米紙
【ニューヨーク=白川義和】米紙ニューヨーク・タイムズは19日、イラク駐留米軍の物資補給や施設維持、警備などを担う民間要員が今年1〜3月に少なくとも146人死亡し、イラク戦争で最悪を記録したと報じた。
米・イラク軍が治安回復作戦を展開し、武装勢力が応戦するなか、防護の手薄な民間要員がテロの標的になっているとみられる。
米労働省が同紙の情報開示請求で明らかにしたもので、民間要員の犠牲の実態が判明したのは初めて。米国防当局は民間要員の死傷者数を公表していない。同紙は、イラク戦争での民間要員の総死者数は917人以上、米兵の総死者数約3400人の4分の1に達するとしている。
関係者の証言によると、イラクで米軍物資を輸送するトラックの車列が攻撃されるのは、かつては全体の10%程度だったのが、最近は50〜60%に増えた。米軍から業務を請け負った民間企業が運営するトラックの車列は多くの場合、米軍部隊ほど武装・警護体制が整っていないという。
ブッシュ政権は米軍業務の外部委託を推進し、イラクでは300近い企業から派遣された約12万6000人の民間要員が要人警護や軍事訓練、運転手などの仕事に従事している。週給はイラク人労働者が60ドル、トラック運転手が1800ドル、大手民間軍事会社が派遣する警護要員が6000ドルと、職種や派遣元によって大きく変わるという。
(2007年5月19日21時28分読売新聞)
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