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ブレア政権の背後に潜む暗黒の世界(ジョン・スミス前労働党首の急死)
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投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2007 年 5 月 13 日 17:05:53: d/vusjnSYDx0.
 

先週木曜日BBCの政治討論番組Question Timeで常に興味深い場面を目撃した。

LibDemのキャンベル党首が「ジョン・スミス党首のuntimely(早すぎる死)によって労働党党首となったブレア氏が、」と言った瞬間、隣に座っていたピーター・マンデルソン(現EU通商代表、ブレア政権の陰の立て役者で赤楯のエージェントだと専らの噂がある)が反射的にギクッとして、目を剥いて頭を40度ほどキャンベルの方角にずらし、それから元に戻した。実に0.3秒ほどの出来事であったが、これで従来から感じていた「ジョン・スミス暗殺説」は間違いないと確信した。

ジョン・スミスは心臓麻痺で急死(享年55才)したと言われているが、心臓が弱かったわけではない。むしろ頑健なタイプであった。スミスの急死によってブレアは40そこそこで労働党党首に抜てきされたのである。逆に言えばスミスが死去しなければブレアにチャンスがなかったであろう。と言うのも労働党本流のスミスは穏健篤実で人望があり、保守党関係者からも尊敬されていたぐらいで、次の総選挙でスミス政権の誕生はほぼ間違いないとされていたのである。当時の年齢から言ってスミス首相が誕生した場合、最低10年間の長期政権となり、当時の時点で英米のネオコンが画策していた中東(イラク)侵略のシナリオは大幅に狂ったことであろう(落下傘で降りてきたブレアとちがって、スミスの支持基盤からすれば侵略戦争に加担することはほとんど不可能だったに違いない)。要するに何十兆の利権とネオコンの21世紀世界戦略にとって、邪魔者だったのである。どこが実行部隊だったかは今更いうまでもない。

ピーター・マンデルソンは少なくともこのシナリオを関知していたのだろう。こういう場面での潜在意識の発露は、どうやってもごまかすことはできない。キャンベルをはじめとして政界通の間では、おそらく公然たる事実となっているに違いない。わざわざ「早すぎる死」という皮肉ととれる形容をしたのはマンデルソンへの当てこすりだったのだろうと察する。

ちなみにイラク侵略に大反対して閣僚を辞任したロビン・クック(次のイラン侵略計画に対する巨大な障害となったであろう)がやはり都合良く心臓麻痺で急死したのは一昨年のことであった。

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