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□射殺したイラク人遺体に放尿した米軍人 [アメーバニュース]
http://news.ameba.jp/2007/05/4651.php
射殺したイラク人遺体に放尿した米軍人
5月12日 16時50分
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米軍によるイラク民間人虐殺事件を審理する軍法会議の予備尋問で9日、米海兵隊員が証言し、パトロール中に道路わきの爆弾で仲間の海兵隊員1人が死亡したのに怒りを覚え、射殺したイラク民間人の遺体の頭部に放尿したと述べた。ロイター通信などが9日報じた。
「私がしたことは悪いことだと分かっているが、なぜしたかと言うと(仲間の)T.J.が死んで頭にきたからで、イラク人1人の頭に小便をかけた」とSanick Dela Cruz軍曹は、カリフォルニア州のペンドルトン基地内の法廷で証言した。同軍曹は、殺人罪で不起訴処分となった後、供述に協力することで検察側から訴追免除されている。
虐殺事件は、2005年11月19日イラク北西の町ハディーサで起きた。海兵隊の部隊が軍用車両でパトロール中、路肩爆弾が爆発して1人が死亡、2人が負傷した。同軍曹の証言では、直後に同部隊員が通りかかった車を停車させ、乗っていた5人のイラク人を射殺、その後2軒の家屋を捜索する際、中にいた19人を射殺した。
米軍は当初、「路肩爆弾でイラク民間人15人が死亡、交戦で武装勢力を射殺した」と発表していた。事件は、犠牲者のビデオを入手したタイム誌が2006年1月に米軍に食い違いを問い合わせたことで発覚した。
同軍曹は、部隊リーダーのFrank Wuterich軍曹が5人を射殺するのを目撃したと証言、Wuterich軍曹が「私のほうに近づいてきて、誰かに尋ねられたら、逃走するやつらをイラク陸軍が射殺したことにすると言われた」と述べた。
戦争は人を狂気に駆り立てる。軍による発表がいかに欺瞞に満ちているか、この事件が如実に物語っている。