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(回答先: <仏大統領選>サルコジ氏の当選確実 ロワイヤル氏破り[毎日新聞] 投稿者 あっくん 日時 2007 年 5 月 07 日 05:40:41)
□[仏大統領選]右派のサルコジ氏が当選 ロワイヤル氏破る|毎日新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/3148727/
[仏大統領選]右派のサルコジ氏が当選 ロワイヤル氏破る
2007年05月07日13時44分
【パリ福井聡】フランスのシラク大統領(74)の任期満了に伴う大統領選挙の決選投票が6日実施され、即日開票の結果、右派与党「国民運動連合」党首のサルコジ前内相(52)が左派野党・社会党の女性候補、ロワイヤル元家庭担当相(53)を降し、第5共和制下の6人目の大統領に当選した。第二次大戦後生まれの大統領は初めて。大統領の交代は95年のシラク氏就任以来12年ぶり。決選投票は左右両派の新人候補による一騎打ちとなったが、サルコジ氏勝利でフランスの右傾化傾向が鮮明になった。サルコジ氏は5年の任期中、減税による景気刺激策など米国型市場経済を志向する政策を打ち出すとみられる。
仏内務省の開票最終結果(在外投票分を除く)によると、サルコジ氏の得票は1898万3408票(得票率53.06%)で、ロワイヤル氏は1679万611票(同46.94%)だった。国民の関心の高さを反映し投票率は83.97%に達した。
サルコジ氏は6日夜、パリ市内の与党本部で「大統領としてフランスに恩返しする時だ」と勝利宣言し、「ロワイヤル氏と支持者に敬意を表す。政治的意見の違いを超え、フランスの下に集おう。大統領としてすべての人に語りかける」と結束を呼びかけた。シラク大統領時代にイラク戦争を巡り関係が悪化した米国については「フランスを友とし、地球的規模の警告に指導力を発揮してほしい」と述べ、地球温暖化に関する京都議定書の批准などを促した。
一方、フランス初の女性大統領を目指したロワイヤル氏は同夜、パリ市内の社会党本部で「次期大統領が国民のために使命を果たすことを望む」と敗北宣言した。
グローバル化が進む中、サルコジ氏は市場・競争原理に基づく英米型の自由主義経済の実現と、移民の選択的受け入れなどを呼びかけた。ロワイヤル氏は社会・福祉政策の充実による「労働者の保護」「弱者の救済」を訴え、従来の社会党政治家にはない清新さでブームを巻き起こしたが、先行したサルコジ氏に及ばなかった。
両氏とも第1回投票(4月22日)で3位だった中道・フランス民主連合のバイル議長(55)の支持層である中道票の取り込みを図った。ロワイヤル氏は2日のテレビ討論で、優勢を保つサルコジ氏を激しく攻撃し「逆転勝利」を狙ったが、感情的な姿勢が裏目に出た。
サルコジ氏は近く新首相を指名し、16日にシラク氏から大統領職の引き継ぎを受け、就任する。
◇ニコラ・サルコジ氏 55年1月28日パリ生まれ。ハンガリー系移民2世。パリ第10大学卒。76年、シラク大統領が旗揚げした保守政党「共和国連合」に入党。83年に28歳の若さでパリ西郊ヌイイシュールセーヌ市長に当選。88年に国民議会(下院)議員に初当選し、93年に38歳で予算相として初入閣。保守分裂選挙となった95年の大統領選でシラク氏の政敵バラデュール元首相を支持し、第1期シラク政権では閣外に去った。シラク氏再選の02年以降、内相、財務相を歴任し、04年11月、「国民運動連合」党首に就任。05年6月〜07年3月に内相。治安優先姿勢で知られ、05年秋の暴動では移民系若者を「ごろつき」呼ばわりして物議を醸した。市場・競争原理を重視する自由主義経済路線を取り、親英米派。