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West Bank Story
http://www.westbankstory.com/
オスカー短編(実写)映画賞を受賞
http://www.oscar.com/oscarnight/winners/?pn=detail&nominee=WestBankStoryShortFilmLiveActionNominee
west bank story 1&2 (VIDEO 18:27)
http://www.youtube.com/watch?v=YTrf3PrdRvU&mode=related&search=
「ウェスト・バンク・ストリー」というタイトルからも分かるように、
「ウェスト・サイド・ストリー」のパロディだ。
それは問題はないのだが、舞台をパレスチナ・イスラエルに
設定していることは大問題だ。
轟々たる批判を巻き起こすことは目に見えている。
占領下の西岸でイスラエル兵士とパレスチナ少女との恋物語という
ミュージカル・コメディなど、およそ非現実的だと。
私の感想としては、監督は、両者を完全に平等に描いているし、
それは政治的配慮であると同時に、
設定上、かなり意識的にシンメトリックに描いている。
しかし、現実世界では、両者は全く平等とは程遠いではないかと。
したがって設定自体が根源的に誤っていると。
しかし、私の場合、そんな感想よりも先に、とにかく笑ってしまった。
とにかく笑ってしまった方が先なのであって、理屈は後からだった。
笑えばよいのではないかとも思っています。
イスラエル側の店員にはロシア人従業員もちゃんといるし、
緑一色のファーストフード店の名前は、ハマスならぬフムス。
やたらと銃をぶっ放す店員。
売ってる商品名は、
セトルメント・マスト・クラッシュ・タバブ(入植地よ潰れろ)
スーサイド・ボマー・クリームパイ(自爆クリームパイ)
この小作品が状況を正しく説明している訳でもなければ、
状況を変える訳でもありません。
無力な「善意の」作品であるように思われます。
少なくとも悪意は感じ取れません。
およそ非現実的なハッピーエンドに一瞬だけ、幻を垣間見るのも
そう悪いことでもないだろうとは感じました。
Inside the Middle East (VIDEO 7:01)
http://edition.cnn.com/video/player/player.html?url=/video/specials/2007/05/04/ime.west.bank.story.cnn
(Ari Sandel 監督)イスラエル人を父親に持つサンデル監督
「ラマラ、ネゲブ砂漠の遊牧民キャンプも訪れたことがあります。
よそ者としてであって、自分の体験としてではありませんが。
イスラエル側の店長はイスラエルの元軍人。
パレスチナ少女を演じたのはイスラム教徒のインド系アメリカ人。
ドバイでの映画祭では、観客の一人が立ち上がり、
『問題を矮小化していて、気に入らない』と発言。
客席の半分が拍手喝采しました。
クウェートやサウジなど、パレスチナ以外の人ばかりが話していたんですが、
最後にパレスチナ人の女性が立ち上がって、
『私はラマラ出身だけど、笑ってもいいじゃないか。面白かった』
皆、シーンとなりました。
別の男性も『ガザ出身だけど、家族に観せたい。これはどこで買える?』