★阿修羅♪ > 戦争91 > 896.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□「イラク安定化」の国際会議:イラク国家の破壊から傀儡政府の破綻と破滅へ [イラク情勢ニュース]
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001614;jsessionid=odecpocxp2
URUK NEWS イラク情勢ニュース (転送・紹介歓迎)
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
2007/05/05 (土)
[飛耳長目録 today's news list]
☆「イラク安定化」の国際会議:
イラク国家の破壊から傀儡政府の破綻と破滅へ
☆空自活動、年内にも不要に イラク首相が単独会見
-----------------------------------------------------------------------
☆★「イラク安定化」の国際会議:
イラク国家の破壊から傀儡政府の破綻と破滅へ
Sharm el Sheikh's conferences: from systematically destroying the Iraqi
state
to systematically wreck and destroy the puppet government.
アルバスラ・ネット 2007年5月3日
-----------------------------------------------------------------------
http://www.albasrah.net/pages/mod.php?mod=art&lapage=../en_articles_2007/0507/writer_040507.htm
まず第一に、シャルム・エル・シェイクの会議はアメリカのイラク占領が失敗
し敗北した兆候と見るべきであり、また他方では、傀儡政権の致命的な破綻と破
滅を示していると見なければならない。レジスタンスとして戦っているイラク人
の言葉で言い換えるなら、これらの会議は「戦略的な破綻と戦場における敗北、
政治的な失策と米国内での行き詰まり」に直面して動揺するブッシュ政府の最期
のあがきにほかならない。
さらに言えば、バース党の戦略的視点によると、激しくなるばかりの戦闘は占
領下の政治プロセスなるものを破綻させ、アメリカはイラクにおいて激化する戦
闘からの出口をさぐるために、そしてイラク・レジスタンスがしかけたワナ以外
の休息地を見つけるために時間稼ぎをしており、アメリカが策定し傀儡政府が着
手する政治課題を挫折させつつある。・・・ブッシュの新イラク戦略は急速に崩
壊しつつある。イラクを占領し、正統かつ愛国的なイラク指導部を倒し、アメリ
カと連携して国(イラク)を破壊してきたことことによって、ウソと口実が暴露
されたことは疑いない。そのウソと口実は、近隣諸国、とりわけシャルム・エル
・シェイクの会議を主宰した政権の黙認によってまかり通ってきたものだ。
さらに言えば、この2つの会議が開催されたのは、バグダッドの傀儡政権が終
末を迎えつつあり、アメリカの行政府と立法府が勝利不可能なイラク戦争への対
処をめぐって亀裂を深め、他方ではアメリカ国内においても失敗したブッシュの
イラク政策に反対が強まっている、そのような時である。
シャルム・エル・シェイクの会議は使い古しの伝統的なアメリカの手法と見る
べきである! それは、レジスタンスを戦っているイラクでアメリカが政治的に
も軍事的にも道徳的にも敗北している、という真実を浮かびあがらせるだけの「
公式行事」にすぎない。中東地域および国際的な出席者は多種多様であったが、
「彼らはアメリカから招待されたか出席を強要されていた」という事実は、第1
にアメリカがイラクという命とりの袋小路から脱出しようと試みていることを明
らかにし、第2にイラクという国を破壊しイラク人の大量殺戮と再配置で国民と
してのイラク人を排除してきたことへの道徳的・文明的・国際的責任を放棄しよ
うとするアメリカの不道徳を露呈するものであった。
イラクにおいてアメリカは占領政策と政治運営、経済プロジェクトを持続する
ことができなくなっていることを考慮するなら、レジスタンスと解放の戦略的視
点は挫折したアメリカのイラク政策よりも優れており、その戦略的視点にもとづ
いてよく計画された即座のレジスタンス闘争のために、アメリカはイラクから脱
出することができず、陰謀に加わってイラク侵略を歓迎した者以外の誰かにその
敗北を肩代わりさせることもできない。
このように考えるとき、われわれは「イラクでのアメリカの失敗は全中東諸国
に影響する」と述べた米国務長官による警告の重要性を理解することができる。
一部アラブ諸国の策謀と、アメリカがイラクを侵攻・占領しイラク指導部を追
放することに彼らがゴー・サインを与えることは、まさに武装レジスタンスが始
まる時からバース党によって分析されていた! 占領の初期にバース党が描いた
イラク・レジスタンスの政治戦略的行動計画は、策謀に加わった彼らの責任に直
結するものとしてこれらの諸国を襲う危機を予知しており、その危機は現実のも
のとなり、あらゆる予想を上まわって武装レジスタンスが継続し激しくなり勝利
するのと平行して危機も深まるだろうと予言していた。
カードを混ぜて一部のアラブ諸国および非アラブ諸国に参加者メダルを配ると
いうアメリカのやり方は、実現の可能性がない安っぽいプロパガンダでしかない
。理由は単純である。これらの諸国はイラクにおけるアメリカの敗北と交換に自
分たちの政権の安泰をはかるだろう。
イラクが国の統一と主権を「一時的」に失い、流血と対決を無制限に押しつけ
られることは、占領軍およびその傀儡勢力に立ち向かうイラクの愛国的な武装レ
ジスタンスには判っていた。解放までレジスタンス闘争を継続し堅持することを
通じて、イラクにおけるレジスタンス闘争に正統性の保証が与えられる。これは
占領軍によって樹立され中東諸国政府によって便宜的に認められた傀儡政府には
決してマネできないものだろう。中東の諸政府はイラクの自由・独立・主権をそ
れぞれの野心と天秤にかけてアメリカと付き合っている。
武装レジスタンスはイラクおよびイラク国民の正統な代表として、シャルム・
エル・シェイクの会議はアメリカの占領体制に敗北と破綻をつきつけたものであ
り、それは傀儡政権の崩壊と行き詰まりを事実として証明するものだと考える。
2007年5月3日
※訳注: Sharm el Sheikh's conferences シャルム・エル・シェイクの国際会
議
エジプトの保養地シャルム・エル・シェイクで開催されている「イラク安定化
」をめざす閣僚級国際会議
-----------------------------------------------------------------------
☆★空自活動、年内にも不要に イラク首相が単独会見
東京新聞 2007年5月5日 21時34分
-----------------------------------------------------------------------
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007050501000520.html
【シャルムエルシェイク(エジプト東部)5日共同】イラクのマリキ首相は4
日、エジプト東部シャルムエルシェイクで共同通信と単独会見し、イラクでの航
空自衛隊の輸送支援活動について、需要は長く続かないとした上で「今年中にも
日本の部隊は必要なくなる」と言明、日本には経験と技術を生かした文民による
復興支援を求める考えを表明した。
空自撤収が可能となる時期について、マリキ首相が具体的な見通しを示したの
は初めて。日本政府は、空自派遣を定めたイラク復興支援特別措置法が7月末に
期限切れになるのを控え、同法を2年延長する改正案を国会に提出、成立を目指
しているが、イラクが求める支援の在り方との間で認識のずれがあることが鮮明
になった。
マリキ首相は、イラクに対する日本の経済支援や、陸上自衛隊による南部サマ
ワでの復興支援活動に謝意を表明。特措法改正案が可決されることを望むとしな
がらも「友人には傷ついてほしくない」と強調した。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
※URUK NEWS イラク情勢ニュース (webサイト)
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
※イラク・レジスタンス・レポート
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
□□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■ □□□□□ □■
―――――――――――――――――――――――――――――――――――