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元CIA長官、イラク開戦めぐり副大統領非難
2007年05月03日00時38分
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY200705020386.html
「イラクの脅威が緊迫性を帯びているのか、政権内で真剣に討議されたことはなかった」――イラク戦争の開戦時に米中央情報局(CIA)長官だったジョージ・テネット氏が4月30日に出版した回顧録の中で、ブッシュ政権、特にチェイニー副大統領が開戦の結論を最初から出していたのに、後からCIAに責任を押しつけた、と非難し、論議を呼んでいる。
「嵐の中心で」と題したこの回顧録は、イラク戦争にかかわったブッシュ政権高官による内幕の記録としても初めて。
テネット氏は、イラク戦争前の大量破壊兵器に関する情報に関して、バスケットボールのリングの上から得点するシュートになぞらえ「『スラムダンク』ですよ」と、確実さを大統領に請け合ったとされ、「スラムダンク」は、イラクに関する米情報機関の過ちを象徴する言葉となってきた。
だがテネット氏の回顧録によると、CIAが02年12月、イラクの大量破壊兵器疑惑について発表案を用意した際、大統領から「パンチを加えろ」と指示され、「できます」という意で答えたのが「完全に別の文脈で取り上げられた」という。
チェイニー副大統領は昨年、NBCテレビのインタビューで、大量破壊兵器疑惑については「ジョージ・テネットが『スラムダンク』だと請け合った」と主張した。
これに対し、テネット氏は「まるで私が『スラムダンク』と言わなければ、イラクと戦う決意はできなかったかのような言い方だ」と批判した。