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アミラ・ハスの『停戦』批判への批判
http://www.asyura2.com/07/war91/msg/775.html
投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 5 月 02 日 03:51:04: 6nR1V99SGL7yY
 

(回答先: What cease-fire?:Amira Hass:「どんな停戦?」アミラ・ハス 投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 4 月 28 日 02:58:20)

アミラ・ハス女史は、「停戦」は幻想だという意見のようだ。
現在もないし、過去にもなかったのだと。
40年間、停戦などなかったのだと。

では何故そう言い得るのか。
その根拠は、39年間続くイスラエルの占領だ。

39年間続く占領は、客観的事実だ。
しかしそれをもって、「停戦」はあり得ないと言えるだろうか。

占領が一切の土台にある。
それは全くその通りなのだが、
それでは、全てを語っているのだが、同時に何も語っていない。
では、どうやって占領を終わらせるのか、
そういう展望と統一して述べないと、
<何もかも占領が悪い>という指摘だけに留まってしまう。
それはそうなんだが、ではどうするのかが、語られていない。

占領が39年間続いてきたというのは、客観的事実ではあるが、
それは<現状認識>に関わる事柄だ。
しかも余りに総論である。
『停戦』が幻想かどうかは、<現状認識>の問題であり、

『停戦』をガザから西岸に広げるということは、
反占領闘争を現段階に於いて如何に推し進めるのかという
<実践>に関わる事柄だ。
しかも、「占領が39年間続いてきた」というのは、<普遍:認識>であり、
現段階の反占領闘争を如何に推し進めるのかは、<特殊:実践>である。

つまり、論じている
ベクトルと対象領域レベルが対応していないのだ。

むしろ、<特殊>:つまり、現段階のイスラエルの政策をこそ
分析せねばならないのだが、その必要がなくなってしまう。
つまり、現段階的<特殊性>があろうがなかろうが、
全て「占領が悪い」で済んでしまえるのである。
それはまた同時に現段階的<特殊性>の分析が後景化あるいは、
欠落してしまう根拠ともなってしまっているのではないか。

問題は、では、現段階のイスラエルの政策はどういうものかということだ。
・ガザ撤退
・西岸では、分離壁の既成事実化
1967年のラインを既成事実で否定し、
しかも、巨大入植地マアレアドミム等は、
東エルサレムは渡さないことの既成事実化でもある。

リヴニ外相は、「いつだって壁の位置を変えることはできます」と述べている。
まあ一定は、交渉で移動することはあるのだろう。

しかしマアレアドミムを撤去するとも思えない。
それは、代替地という案なのではないか。

シオンとの架け橋:イスラエル・ニュース
http://blog.mag2.com/m/log/0000019965/108495838.html
4/27
自治区に隣接するアラブ人地区を将来のパレスチナ国家の一部に併合し、
大規模入植地をイスラエルに併合する案をカディマ議員が提案。
すでにアラブ人指導者も個人的には賛成しているという。

世界経済フォーラム中東会合:リヴニ外相の発言
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/palestine/2006/06/post_b555.html
「確かに壁はあります。しかし所詮人間の作った物に過ぎないではないですか。
イスラエルとパレスチナの間の境界線や最終的な地位は
今後の交渉次第なのです。
いつだって壁の位置を変えることはできますよ。
壁は領土を分割しようというメッセージでもあるのです。
パレスチナ独立という貴方達の夢に繋がるものではないですか。
私達は壁を建設しようという決断をした後も、パレスチナ側と話し合って、
最終的な壁の位置を協議しようという意思を持っています」


私の考えは、
ガザで停戦し、それを更に西岸に拡大するというものだ。

ガザで停戦できたのだから、西岸にも拡大できる筈であるとして、
イスラエルの軍事的な手を縛っていくというのが、私の主観的願望だった。

しかし、そんな私の甘い願望は、壊滅した。

ガザからのカッサム発射は絶えないのだから。

しかしイスラエル側は、それでも数か月間はガザへの攻撃を控えた。
それによって、停戦以前のガザでの蛮行にもかかわらず、
停戦発効後は、イスラエルに『和平者』の<仮面>を享受させた。

それはそうなのだが、イスラエルのガザへの反撃がない期間に、
パレスチナ側には、カッサム発射を止めさせるチャンスはあったのだ。
しかしパレスチナ側はカッサム発射を止められなかった。
これが客観的現実だ。
カッサムの被害者の方々には恐縮で、申し訳ないのだが、
あんなカッサムなんていくら発射してもイスラエルは痛くも痒くもない。
つまり、カッサム発射は、イスラエルを利するだけなのだ。
そんなことはパレスチナ側でも議論されている。
何故止めないのか。
イスラエルは、カッサム発射を自らの政策にうまく活用しているだけなのに。
イスラエルの政策にビルトインされていると言ってもよい程に。
「パレスチナ人はカッサム発射で何を得ているのか」(IMEMC)
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/palestine/2007/01/imemc_aeb6.html

ガザでの停戦発効後、オルメルト首相は、
「停戦を更に西岸へと拡大していきたい」と述べていた。
本心はともかく、言葉としては、そう表明していた。
だったら、その言葉通りにしてもらおうじゃないかと。
その発言を逆手にとって、では実現しろと、
何故しないのかと追求していけばよいではないかと。

しかし、停戦は西岸へは拡大しない。

何故か、
一つは、ガザからのカッサム発射であり、
もう一つは、西岸でのイスラエルの軍事行動だ。

ガザからのカッサム発射は、パレスチナ側の停戦違反であり、肯定できない。
西岸でのイスラエルの軍事行動も肯定できない。


では、アミラ・ハス女史の見解が正しいのか。

39年間占領が続いてきたというが、ガザでの占領は一応終わった。
一応というのは、ガザへの侵攻や空爆、砲撃、
更には経済封鎖の問題もあるからだ。
しかし、一応の軍事占領は、一旦は終わった。

問題は、それを西岸へと広げることだと思う。

目的は、
<占領を終わらせる>ということだ。

手段は、まずは、停戦を西岸へと広げるということだ。

そして、停戦が持続できれば、次のステップへ、
つまり、西岸からのイスラエル軍の撤退だ。

それも一挙にではなく、少しずつだ。

ガザでできたのだから、西岸でも一定は不可能ではないと思う。
一定というのは、入植地と壁の問題があるからだ。

壁の線までは、一部地域を除いて、撤退できるのではないか。

それが不可能とも思えない。

<矛盾の本質的解決>と
<矛盾の現実的解決>は、違う。

一挙に、<本質的解決>などあり得ない。

個々の<現実的解決>を積み上げていくことには、意義がある。

そして、反占領闘争に貫かれねばならない<基本的原則>は、
「囚人文書」の内容である。
http://www.ngy1.1st.ne.jp/~ieg/06/3/palestina-j.htm
・軍事的攻撃は占領地に限定する。
つまり、イスラエルの一般市民は標的としない。
つまり、ガザからのカッサム発射は止めること。 
・内部対立を暴力で解決しない。


二国家共存までは、できるのではないかと思っている。

一国家案という考えも、私は否定しないし、究極の理想だとは思うが、
少なくとも、現在の双方の意識内容を鑑みれば、
一国家案を論ずる前提すらないのが現状だと思う。

二国家共存を数十年続けて、数十年かけて、双方の意識内容が
変わっていくことが前提条件だと思う。
一国家案というのは、それから更に数十年後の話であり、
数十年後の未来社会の人達が考えて、決めることだと思う。

遠い将来の究極的目標を見据えつつも、
その為にも現在できることを現実化していかねばならないと思う。

複眼で見る中東報道
http://cigvi.exblog.jp/5255597/
関係筋が、エジプトのBurham Hammad少将から聞いた話として
語ったところによると、パレスチナの武装各派は26日、
ガザ地区でのイスラエルとの休戦に再度応じるが、
その条件はイスラエルが西岸地区でも軍事行動を中止することだとしている。
このメッセージは仲介役のエジプトからイスラエル側に伝えられた。
(4/26シャルクル・アウサト)
http://www.asharqalawsat.com/english/news.asp?section=1&id=8768 


シオンとの架け橋:イスラエル・ニュース
http://blog.mag2.com/m/log/0000019965/108495838.html
4/26
ガザからの砲撃に対して、オルマート首相は
現段階での大規模な攻撃は避ける方針を表明
ハマスがイスラエルに対する砲撃を止めないなら断交すると、
エジプト政府がハマスに警告。
もしハマスがイスラエルに攻められても、
ハマスの味方はしないと、スレイマン氏は語った。
4/27
「ガザは平穏で、イスラエルがガザを攻撃する理由は無い」と
アッバス議長。しかし昨日も2発のカッサム砲攻撃があった。
自治区に隣接するアラブ人地区を将来のパレスチナ国家の一部に併合し、
大規模入植地をイスラエルに併合する案をカディマ議員が提案。
すでにアラブ人指導者も個人的には賛成しているという。
4/30
http://blog.mag2.com/m/log/0000019965/108508535.html
ガザから市街地に対する無差別砲撃や侵入未遂事件が続いていることについて、
オルマート首相が「紛争のエスカレートは望まないが、適切な対応策を取る」
と語った。
イスラエルへのロケット砲撃を続ければ国防軍の侵攻を招くと
エジプトが武装勢力に警告。
しかしハマスは、新たな兵士誘拐の機会になるとして、
イスラエルの侵攻を歓迎する声明を出した。

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