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http://www.sankei.co.jp/kokusai/middleeast/070501/mda070501001.htm
【カイロ=村上大介】イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ(神の党)の昨年夏の戦闘に関するイスラエル政府の独立調査委員会は30日、オルメルト首相ら政府、軍指導者の指揮に「著しい失敗」があったとする中間報告書を発表した。オルメルト首相は「指摘された過ちを是正する」とコメントしたが、すでに支持率10%以下に低迷する首相の辞任を求める世論がさらに高まるのは必至であり、首相にとって大きな打撃となった。
記者会見で委員会のメンバーは、イスラエルで「第2次レバノン戦争」と呼ばれる戦闘の失敗の責任は主にオルメルト首相(中道右派・カディマ党首)、ペレツ国防相(中道左派・労働党党首)、ハルツ前軍参謀総長(2月に引責辞任)の3人にあるとしたうえで、「最終的な責任は首相にある」と断じた。
報告書は、戦闘の発端となったヒズボラによるイスラエル兵拉致への対応として「包括的な計画がないままに国を戦争に導いた」などとオルメルト首相を批判。労働組合出身のペレツ国防相についても「政治的目標を達成するために軍事力を行使する際の原則に関する知識・経験が欠如していた」と結論づけた。
(2007/05/01 02:36)