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複眼で見る中東報道
http://cigvi.exblog.jp/5261155/
バスラ州議会は同州のMohammed Mosbeh al-Waeli知事(ファディーラ党所属)を
退任させるための一段階として、バスラ・イスラミック・リスト(SCIRI、
バドル組織などが所属)が中心となって、同知事に対する反対決議を可決した。
(4/27ボイス・オブ・イラク)
http://www.aswataliraq.info/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=43067&mode=thread&order=0&thold=0
シーア派同士の戦いでバスラが分裂している:アリ・アル=ファディリー
http://teanotwar.seesaa.net/article/40102618.html
石油をめぐる権力闘争が激化:アリ・アルファデリ
http://www.janjan.jp/world/0704/0704284570/1.php
南部が噴火している:アリ・アル=ファディリー
http://teanotwar.seesaa.net/article/39539079.html
イラク南部でスンニとシーアのレジスタンスが共同戦線構築
http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001608;jsessionid=5d762snzy1
(アルジャジーラ)4/30
「国民対話会議の書記長で国民和解戦線の幹部であるオライアン氏は、
和解戦線のメンバーらに対して、イラク政府から脱退するよう呼びかけました。
和解戦線では、この所、内容の食い違った声明が出されて、
内部での対立が表面化しています。
(オライアン氏)
『和解戦線の指導者、議員、閣僚に呼びかけます。
支持者の要望に応えて、最悪の現状に対する立場を明確にし、
市民を守る為の我々の正当な要求が、一定の期間内に実現されない場合には、
政権から離脱すると警告すべきです』
イスラム聖職者協会のダーリ事務局長は、アザミーヤでの壁建設を非難し、
これはバグダッド治安計画が失敗した証拠であり、
アメリカは抵抗運動を終わらせようとして失敗していると述べました」
ファディーラ党は、バスラ州の地方政治勢力。
しかしバスラ州議会では、第一党で、州知事も出している。
ファディーラ党は、ムクタダ・サドル師の父親で、
フセインに息子二人とともに虐殺された当時の大アヤトラ。
ファディーラ党は、故サーディク・サドル師を信奉する政治組織で、
連邦制にも反対している。
そういう意味では、ファディーラ党とサドル派は、
・宗教教義
・基本的政治方針
においては、同一性を有する。
私には一体違いは何かが分からない程だ。
しかし、激烈な権力闘争を行っている。
少なくとも、この権力闘争は、
宗教教義外的であり、基本的政治方針外的である。
つまり、世俗的な利権争いであり、
政治的勢力争いという権力闘争である。
全国的な政治問題としては、
ファディーラ党も統一イラク同盟を脱退し、
サドル派閣僚もマリキ政権を離脱した。
スンニ派政党やアラウィ派もマリキ政権離脱を仄めかしており、
マリキ政権後の最有力は、アラウィ氏を中心とする連合かもしれないと
言われている。
・アラウィ派(25議席)
・スンニ派(55議席)
・調停と再建リスト(3議席)
そこに、
・サドル派(32議席)
・ファディーラ党(15議席)
これらの勢力が連合すれば、過半数に達するのではないかと思っていたのだが、
ことは、そう単純ではないようだ。
中央政界での数合わせなんかより、
『バスラを制する者が石油を制する』という現実的な利権争いの方が、
より現実的ということであろうか。
バスラの英軍はもはや完全に有名無実化している。
存在してもしなくてもどちらでもどうぞという。
米軍の退路確保という目的だけが残存しているのであろうか。
そもそもそんな機能を果たせるのだろうか。
<参照>
イラク政界再編?の動向
http://www.asyura2.com/07/war89/msg/551.html