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(回答先: トルコの混乱は、気味悪い 投稿者 神様 日時 2007 年 4 月 30 日 16:26:09)
欧米がトルコ軍に警告「民主主義尊重を」
2007.04.29
Web posted at: 17:36 JST
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200704290012.html
- CNN/AP/REUTERS
アンカラ──27日に行われたトルコ大統領選第1回投票について、同国軍がイスラム化をけん制したことを受け、欧州連合(EU)と米国は同国軍幹部に対し、民主主義を尊重するよう促した。
トルコ軍は27日の声明で、選挙が世俗主義を掲げるトルコの政治体制を損なった場合、介入の可能性があると警告。選挙をめぐっては、イスラムの伝統を尊重する与党・公正発展党(AKP)のギュル外相の当選が確実視されているが、中道左派野党・共和人民党(CHP)の議員らが投票をボイコットした。
政府報道官によると、AKPのエルドアン首相は軍幹部に対し、民主国家として声明は受け入れ難いとの認識を表明したという。
ロイター通信によると、レーンEU拡大担当委員はブリュッセルで、トルコ大統領選をめぐる一連の動きを懸念していると述べ、同国軍が民主的に選出された政権に権限を委ねるべきだとして「トルコ軍が民主的世俗主義と、文民と軍の民主的関係を尊重できるかが問われている」とコメントした。
フライド米国務副長官も民主主義尊重を呼びかけ、「トルコが世俗的民主主義や憲法条項と整合性のある方法で政治的問題を解決することを、われわれは希望し期待する」と述べた。
アンカラを拠点とするトルコの人権団体「人権連盟」も、軍の声明が「わが国の民主主義と法治を傷つけた」と批判。中道右派・正道党(DYP)のアール党首は記者団に対し、「トルコの問題は文民政治で解決するべきだ」とコメントした。
第2回目投票は5月2日に行われる。第1回目と同様、当選には3分の2以上の得票が必要。決着が第3回投票に持ち込まれた場合、過半数の票を獲得した候補者が当選する。