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□エストニアで旧ソ連兵の銅像撤去、暴動も ロシア反発 [CNN]
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200704270028.html
エストニアで旧ソ連兵の銅像撤去、暴動も ロシア反発
2007.04.27
Web posted at: 20:02 JST
- CNN/REUTERS
エストニア・タリン――バルト海のエストニア政府は27日未明、第二次世界大戦を戦った旧ソ連兵士の銅像を首都タリンの公園から撤去した。エストニア国民には銅像は50年間続いたソ連占領の象徴としての思いが強いが、ロシア政府は撤去に強く反発、同国議会はプーチン大統領にエストニアとの断交を求める決議を可決した。
ロシアのラブロフ外相は撤去に抗議する重大な措置を取ると警告した。エストニア政府は撤去について、公共秩序を維持するための手段としている。銅像前は、ロシア支持、批判の住民らによるにらみ合いの場所ともなっていた。
タリンでは撤去前、ロシア系住民らによる警官との衝突、略奪騒ぎなどの暴動が発生、1人が刺されて死亡した。混乱は26日から始まり、ロシア系住民約1000人が集まり、撤去に抗議。警官13人を含む57人が衝突で負傷、300人が逮捕された。
略奪で窓ガラスが割れ、火災も発生、車両が横転されるなどした。混乱は27日朝には一応収まっている。
銅像は高さ約2メートルで、1947年に完成。ロシアは、撤去について大戦に従軍した兵士たちへの屈辱的な行為と非難している。取り除かれた銅像は警察が管理。エストニア政府は墓地に移す方針。
エストニアは1991年、ソ連から独立。総人口は約130万人で、うちロシア系は約30万人とされる。エストニアは北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)に加盟、欧米寄りの路線に傾斜している。今回の暴動は独立後、最悪規模となっている。