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読売【国連とイラク政府、民間人死者数の報告書巡り対立】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070426id27.htm
国連とイラク政府、民間人死者数の報告書巡り対立
【カイロ=長谷川由紀】国連とイラク政府が、イラク戦争やその後の宗派抗争で死亡した民間人の数などをまとめた報告書を巡り、対立している。
国連イラク支援団(UNAMI)は、これまでイラクに関する人権報告を2か月ごとに公表、この中で、テロなど暴力による民間人死者数を示してきた。
しかし、25日に公表された報告は、激化する宗派抗争などで依然、首都バグダッドなどで多数の死者が出ていると指摘しながらも、具体的な死者数は盛り込まなかった。死者数は保健省や法医学機関などからの情報を基にしてきたが、イラク政府が情報提供を拒んだという。
支援団の人権担当者は「理由の説明はなかったが、政府は、死者数がイラク情勢の悲惨さを示す指標に利用されることを懸念している」と述べ、政府の対応を批判した。
これに対し、マリキ首相は同日、声明を発表し、「報告の情報は正確さを欠き、多くの点で信用できないうえ、人権状況について公平に論じていない」と反論。さらに「報告は国連の信用を損なうもので、人権状況改善ではなく悪化を招く恐れがある」と支援団をけん制した。
民間人死者数を巡っては、国連や民間活動団体(NGO)などが独自に数を出しているが、イラク政府は多くを「誇張」としてきた。
(2007年4月26日23時56分読売新聞)
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