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(回答先: パレスチナ人9人死亡、ハマスはイスラエル攻撃強化へ 投稿者 これは大変だ 日時 2007 年 4 月 23 日 19:52:16)
http://www.asahi.com/international/update/0423/TKY200704220150.html
パレスチナ人9人死亡 イスラエル軍が攻撃
パレスチナ自治区のヨルダン川西岸とガザで21日から22日にかけて、イスラエル軍の攻撃により17歳の女性を含む計9人のパレスチナ人が死亡した。イスラエルの存在を認めない過激派ハマスの単独内閣からパレスチナ統一政権に代わって1カ月余りで最悪の事態だ。経済制裁の解除、和平への展望も見えないなか、特にガザの治安は悪くなるばかりだ。
21日に西岸北部のジェニンでイスラエル軍がパレスチナ過激派「イスラム聖戦」などの戦闘員3人を射殺。パレスチナ側の報道によると、ほかに17歳の女性と警官が自宅の窓から外を見ていて射殺された。
ガザのイスラム聖戦が報復としてイスラエル国内へロケット弾を撃ち込み、1発が民家を直撃、妊婦ら数人が軽いけがをした。イスラエル軍は同夜、ガザ北部のロケット弾発射地点の近くにいた車をミサイル攻撃して1人が死亡。パレスチナ側は、過激派と無関係の市民だったとしている。
イスラエル軍は22日にも、西岸北部のナブルスと中部のラマラでアッバス自治政府議長の率いるファタハの軍事部門メンバーら3人を射殺した。
パレスチナではイスラエルとの「2国家共存」を認める穏健派ファタハと、反対するハマスとの統一政権が先月17日に発足。ハマス単独内閣との接触を拒否してきた欧米は、ハマス以外の閣僚との会談を始めている。
だが、イスラエルは「ファタハがハマスにすり寄った」と対話を拒否したまま。昨年6月にハマスを含むガザの武装集団に拉致されたイスラエル兵が解放されないことも、和平を妨げている。
統一政権の最大の課題である経済制裁の解除も、見通しはたたない。ハマス以外の閣僚の中でもとくに国際社会の評価が高いファイヤド財務相は政権を迂回(うかい)して外部の銀行口座に援助を集める手法を模索している。
ただ、それが実現しても、1年以上も遅延が続く約16万人の自治政府職員の給与を全額カバーすることはできない。イスラエルが、自治政府の代わりに徴収している関税・消費税の送金凍結を続けていることが、重くのしかかっている。
ガザでは英BBC放送の記者が先月12日から拉致されたまま。昨年から約20人の外国人記者や援助職員らが拉致され、無事解放されたものの犯人は一人もつかまらず、自治政府の治安能力のなさをさらけ出している。
21日未明にはガザの富裕層の子弟が通う「アメリカン・インターナショナルスクール」の一部が、覆面姿の武装集団に爆破された。警備員によると、犯人たちは「(国際テロ組織)アルカイダの関連団体だ」と告げたという。