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この件につき、幾つかの媒体の記事を出しておく。出していない媒体もある様だ。
朝日新聞と時事通信の記事を出しておく。私のコメントと他の媒体に載せられていたものの中で触れておきたい部分を最下に出しておく。
http://www.asahi.com/international/update/0418/TKY200704170381.html
身を盾に学生救う ホロコースト生き残りの教授、犠牲に
2007年04月18日01時14分
六十数年前、ユダヤ人大量殺害を生き延びた老教授が、無分別な銃火の前に身を投げ、教え子たちを救った――バージニア工科大学での銃乱射事件で16日亡くなった犠牲者の一人、イスラエル人のリビウ・リブレスク教授(76)は、第2次大戦中のホロコーストの生き残りだった。
AP通信によると、リブレスク教授は、教室の中に容疑者が入ろうとした時に、撃たれながらも手でドアを押さえ続け、学生たちを避難させた。同通信の電話インタビューに応じたテルアビブ在住の同教授の息子、ジョーさんによると、助かった複数の学生たちが、教授の妻マルレナさんあてに、その状況を電子メールで伝えてきたという。
報道を総合すると、リブレスク教授はルーマニア生まれ。ナチスドイツの占領下で、ユダヤ人迫害を逃れた。ブカレストで流体力学の博士号を取った後、78年にイスラエルに移住。航空工学の権威で、85年に研究休暇を過ごしたバージニアが気に入り、工科大の教授に就任した。
16日はくしくも、ワルシャワ・ゲットー蜂起を記念してイスラエルが定めた「ホロコースト追憶の日」だった。
http://www.jiji.com/jc/zc2?k=2007041800350
2007/04/18-11:13 学生の身代わりで犠牲に=ホロコースト生存者の講師−米乱射事件
【ニューヨーク17日時事】米バージニア工科大学で起きた銃乱射事件で、教え子を守るために自ら犠牲になったイスラエル人講師が、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者であることが分かった。AFP通信などが17日に伝えた。
この講師はリビウ・リブレスク氏(76)。リブレスク氏の授業に出席していた学生によると、同氏は銃声を聞くとドアを押さえ犯人の侵入を阻止し、学生らに窓から逃げるよう指示。学生が逃げた後、同氏は犯人に射殺されたという。
http://www.jiji.com/jc/zc2?k=2007041900125
2007/04/19-08:14 身代わりの教授、NYで葬儀=結婚指輪に妻は涙−米乱射事件
【ニューヨーク18日時事】米バージニア工科大学で起きた銃乱射事件で、教え子を守るために犠牲になったユダヤ人教授リビウ・リブレスク氏(76)の葬儀が18日、ユダヤ人の多く住むニューヨーク・ブルックリン地区でしめやかに行われた。葬儀は、同地区のユダヤ人有志が取り仕切った。
米メディアによると、出席した妻のマリナさんは亡き夫の結婚指輪を渡されると涙を流し、「彼は彼ら(学生たち)を救ったの、救ったのよ」とつぶやいた。リブレスク氏の遺体はニューヨークからイスラエルに搬送される。
リブレスク氏は第2次大戦中にナチス・ドイツによって強制収容所に送られたホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者。同氏は事件当時、ドアを押さえて学生らを逃がし、自身は射殺された。事件が起きた16日はホロコースト記念日だった。
[新世紀人コメント]
昨日18日の毎日新聞夕刊でも報じていた。その中に次の記述があった。
「(前略) ホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺)を生きのびた教授が『命の恩人』となった美談を、米メディアは相次いで報じた。(後略)」
また、同日の東京新聞夕刊では、サイモン・ウィーゼンタール・センターの館長の話を載せていた。次の通りのものである。
「(前略) 反ユダヤ活動監視団体『サイモン・ウィーゼンタール・センター』のマービン・ハイヤー館長は、事件の起きた16日はホロコースト記念日だったと指摘。大戦中に多数のユダヤ人が見殺しにされたが、『リブレスク氏は、自分の学生を見殺しにすることが出来なかったのだろう」と、同氏の勇気をたたえた。」
この事件と長崎市長伊藤一長氏の暗殺事件とは奇妙に繋がるものを感ずるのは私だけではないのではないか?
バージニア大の事件では、「大量虐殺とホロコースト」が絡んでいる。
伊藤氏暗殺事件では、「長崎原爆被害」が絡んでいる。
はたして二つは偶然の事件であろうか?
二つの事件は関連付けて起こされたのではないのか?
「ホロコースト」についてはその真偽性について議論の激しいところであるが、しかし、
この二つの事件が、
一方は「ホロコースト被害?」を傷つけるものと一般からは解される性格を持ち、
もう一方は「長崎原爆被害」を傷つけるものと一般から解される性格を持っていると看做す事は出来るのだ。
バージニア大の事件では、殺害されたユダヤ人教授は始めから狙われて殺害された事を疑う必要があるだろう。
伊藤市長は勿論のこと狙われた暗殺である。
バージニア大の事件については、私は米国政治の更なるファシズム化を推進する目的があるのではないかと疑ったのだが、しかし、
さらに深読みすれば、異なった推測も出来るのだ。
それは、意外にも『平和主義的・民主主義的世論が高まる事を狙ったもの』と見ることも可能なのだ。
つまり、「強制的に世論を転換させる事」を狙ったものとも考えられると言うことだ。
つまり、イラク・アフガニスタン戦争の失敗を受けて、ネオコン・ブッシュ政権による戦争経済の米国政治の転換を図るために、そしてそれに追随する日本右翼政治の転換を図るために引き起こされた二つの事件ではないかと言う事だ。そうであれば二つがほぼ同時に起こされることは不思議ではない。
「政治の転換は政策的失敗から自然に起こるものではないか?」と考えて私の見解に疑問を持たれる人は多いだろう。
しかし、田中宇氏(彼は好人物を反映して好意的に捉えているが)ではないが、
「意図的に米国の衰退傾向をスピード・アップして次の体制へと転換し、責任主体は責任を逃れて『ドロンパ』してしまおう」と考えて世論転換を引き起こそうとする事はあり得る事なのである。
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