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毎日【イラク:サドル師が政権離脱を宣言 米軍撤退めぐり圧力】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070417k0000m030062000c.html
イラク:サドル師が政権離脱を宣言 米軍撤退めぐり圧力
【カイロ高橋宗男】イラクのイスラム教シーア派の対米強硬指導者、ムクタダ・サドル師は16日、同師派の閣僚6人を政権から離脱させるとの声明を発表した。ロイター通信が伝えた。同師派とマリキ首相との間では、米軍撤退期限の設定をめぐり不協和音が生まれている。閣僚の政権離脱を発表した背景には首相に圧力をかけるとともに、支持者に改めて対米強硬姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。
サドル師派支持者は旧フセイン政権崩壊から4周年にあたる今月9日、南部ナジャフで大規模な反米デモを行い、米軍の撤退期限の明確化を求めた。これに対しマリキ首相は現状での撤退期限の設定を拒否し、サドル師派の反発を招いていた。
同師派の閣僚と連邦議会議員は米軍撤退問題の進展がないままマリキ首相がブッシュ米大統領と会談したとして、昨年11月末から今年1月にかけ約2カ月にわたって職務を停止する政治的ボイコットを行っている。今回の声明も「辞任」ではなく「政権からの離脱」と表現し、将来の職務復帰に含みを持たせた形だ。
バグダッドなどでは米・イラク軍による治安作戦が進行中だが、スンニ派武装勢力は最近テロ攻撃を強化。これに対し、サドル師派の民兵組織マフディ軍は作戦に協力する姿勢を示し、表立った報復を控えている。
同師派支持者の間にはこうした姿勢に対する不満が出始めている。今回の政権離脱発表には同師派の強硬な態度を強調する狙いがありそうだ。
毎日新聞 2007年4月16日 19時52分 (最終更新時間 4月16日 19時57分)
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