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ブッシュのホワイトハウス(State of Denial)日経が刊行
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http://www.amazon.co.jp/State-Denial-Bush-War-Part/dp/0743272234
State of Denial: Bush at War, Part III (ハードカバー)
Bob Woodward (著)
Book Description
反逆者やテロリストは、活動資源や能力をこれまで通り持ち続けるどころか、来年にはその行動のレベルをますます上げてくるだろう。2006年5月、ペンタゴン(米国防総省)はホワイトハウスに極秘にこう伝えた。2007年はイラク情勢が悪化するであろうというこの予測は、ブッシュ大統領が繰り返してきた楽観的な展望とは相反するものである。ブッシュはこの極秘通信の2日前にも、現在はターニング・ポイントであり、テロは長期的な衰退の局面に入ったと述べたばかりだった。
本書『State of Denial』では、ブッシュ政権がなぜ、国民や連邦議会、そして時には内輪の関係者にまで、イラク問題の真相を告げなかったかについて検証している。5月の報告の2日後、ペンタゴンは議会に対して法的な文書で、続いているテロ行為や活動は、2007年初頭には衰退しはじめるだろう、と発表した。
戦争で疲弊したホワイトハウスの内部事情を詳細に明かした本書の中で、著者ボブ・ウッドワードは、ホワイトハウスの主席補佐官アンドリュー・カードが、他の高官の間接的な協力を受けながら、国防長官ドナルド・ラムズフェルドを更迭しようとした18か月を追っている。結局は大統領とチェイニー副大統領がこれを拒んだ。ブッシュ政権第2期の初めに、コンドリーザ・ライスの後任として国家安全保障担当大統領補佐官となったスティーブン・ハドリーは、ブッシュ政権の政策実施について Dマイナス という評価を下した。新しく国務長官になったライスに参事が宛てた極秘文書には、侵攻して2年でイラクは破綻国家になったと書かれていた。
本書では、チェイニー副大統領とラムズフェルド国防長官の要請によって、前国務長官でベトナム戦争と縁が深いヘンリー・キッシンジャーが、外部者でありながらホワイトハウスに頻繁に出入りし、ブッシュ大統領のイラク問題に関するアドバイザーになっていること、影の有力な発言者になっていることを明かしている。ウッドワードは、ラムズフェルド国防長官自身が、各省や職員をまとめるシステムが機能していないことを認識していて、2006年5月1日の極秘文書でも、現在の政治システムはほとんど破綻していると述べたことを、明らかにしている。
『State of Denial』では次のような核心の問いに答えている。イラク侵攻の後に何が起こったのか? なぜ起こったのか? ブッシュはどのように決断を下し、大統領として選択した戦争をどのように考え、管理しているのか? 勝利のための現実的な計画はあるのか? ボブ・ウッドワードがブッシュ大統領について書いた3作目となる本書では、大統領選立候補を真剣に考え始めた初期のことから、国家安全保障問題担当者の人選、アフガニスタンとの戦争、イラクに対する侵攻と占領、第2期における政治的な混迷の様子などを、大胆に語っている。ウッドワードは30年にわたって、米国の国防政策について報告しており ――アフガニスタンとイラクでの戦争について記した『Bush at War』2002年(邦訳『ブッシュの戦争』)、『Plan of Attack』2004年(邦訳『攻撃計画』)などは全米でベストセラーとなった―― それらを踏まえた本作では、ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ライス、そして他のホワイトハウスのメンバーが歩んできた道を詳細に解説している。
From Publishers Weekly
Starred Review. If there ever was a crystalline indictment of a president's wartime decisions, this is it. In the third volume exploring the political carnage and bureaucratic infighting prompted by the September 11 attacks, legendary investigative journalist Woodward (Bush at War, Plan of Attack) dissects the Bush administration's conduct of the war in Iraq. The picture isn't a pretty one, and Woodward's disarming, matter-of-fact prose makes his page-turning account more powerful still. The incompetence and arrogance on display in the highest levels of the executive branch is as stunning-and as unsettling-as the dismay voiced by civilians and soldiers who endeavor and fail to open the administration's eyes to the failures in Iraq, from the complex security challenges to simple logistical matters like securing sufficient translators. Unable to manage the war they unleashed, the principals-President George W. Bush, Vice President Dick Cheney, Secretary of Defense Donald Rumsfeld and national security advisor, later Secretary of State, Condoleezza Rice-fare poorly here. Many of the charges are familiar-the president lacks inquisitiveness, the vice president is obsessed with WMD, Rice is "the worst security advisor in modern times"-but gel anew in the light of Woodward's explication. The breakout star of this disturbing spectacle is Rumsfeld, who presides over the conflict with a supreme self confidence that literally leaves Woodward at a loss for words. If journalism is the first page of history, then Woodward's opus will be required reading for any would-be historians of the time.
Copyright Reed Business Information, a division of Reed Elsevier Inc. All rights reserved.
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ブッシュのホワイトハウス(上下) (単行本)
ボブ・ウッドワード (著), 伏見 威蕃 (翻訳)
出版社 / 著者からの内容紹介
『ブッシュの戦争』『攻撃計画』に続く、ブッシュ政権3部作登場。全米ベストセラー第1位! 100万部突破!
1997年秋、ブッシュの大統領選出馬前から始まる本作は、そこからイラク戦争を経て今日にいたるまでの政権内部の確執を赤裸々に描くものである。
テキサス州知事に当選したブッシュには、すでに大統領選挙出馬の野心があった。父ブッシュ・シニアは、駐米サウジアラビア大使バンダルに息子への支援を要請する。
大統領に当選したブッシュは、パウエル国務長官、カード首席補佐官ら、ブッシュ・シニア政権でサダム・フセインと戦った面々を主要スタッフに据える。政権には当初からイラク戦争への暗流があった。9・11によってまずアフガニスタン戦を行なうが、ひそかにイラク戦争計画も立案されていた……。
・ラムズフェルド国防長官の異常な暴君ぶり
・大統領夫人も暗躍した「クーデター」まがいの人事抗争
・ライスは9・11を知っていた
・知られざるキッシンジャーの暗躍
・大統領就任前から続くサウジアラビアとの黒いつながり
……ほか、ブッシュ政権がひた隠す恐るべき「真実」を圧倒的取材力で明かす!
いまや完全に泥沼にはまったイラク戦争は、いかにして始められたのか。なぜブッシュ政権は、イラクの実態を語らず、真実を認めようとしないのか――本作に対し、ホワイトハウスは「うわさ話だらけだ」と強く反論している。
米マスコミが中間選挙における与党・共和党への大打撃になると報じ、共和党の敗北とラムズフェルド更迭劇の引き金を引いた話題の書、待望の邦訳!
著者について
著者ボブ・ウッドワードは、米国を代表する著名ジャーナリスト、ワシントン・ポスト紙編集局次長。同紙の社会部若手記者時代に、同僚のカール・バーンスタイン記者とともにウォーターゲート事件をスクープし、ニクソン大統領退陣のきっかけを作ったことで知られる。このときの二人の活動から「調査報道」というスタイルが確立され、また同紙は1973年のピュリツァー賞を受賞した。著書に『大統領の陰謀』(バーンスタインとの共著)のほか、『ディープ・スロート』『ブッシュの戦争』『攻撃計画』などがある。
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