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今度はイラク南部で噴火 ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]
http://www.asyura2.com/07/war91/msg/228.html
投稿者 white 日時 2007 年 4 月 13 日 23:46:27: QYBiAyr6jr5Ac
 

□今度はイラク南部で噴火 ダール・ジャマイルの中東速報 [イラク情勢ニュース]

 http://www.freeml.com/message/organizer-news@freeml.com/0001592;jsessionid=j46pqvz3d2

URUK NEWS イラク情勢ニュース           (転送・紹介歓迎)
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2007/04/13 (金)

  [飛耳長目録 today's news list]

☆今度はイラク南部で噴火 Dahr Jamail's MidEast Dispatches

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☆★今度はイラク南部で噴火 Now the South Erupts
ダール・ジャマイルの中東速報 2007年4月11日付
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Dahr Jamail's MidEast Dispatches
Dahr Jamail website http://dahrjamailiraq.com
http://www.dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000564.php#more

Inter Press Service
Ali al-Fadhily

 バスラ、4月11日発、(IPS) −− 今週イラク南部で沸き起こったデ
モの発生で、占領軍の重要な拠り所とみなされていたものが失われることになる
だろう。

 イラクの南部地域は安定しており、この地域の住民は占領軍に対しても平和的
だと長いこと語られてきた。南部に生むイラク人もまた、彼らがイラク政府の統
治を支持する限りは占領軍に協力的だと思われてきた。

 南部に住む住民の大多数はシーア派のイスラム教徒であり、イラク政府は占領
下でシーア派が率いているということになっていた。

 しかし、4月9日、ナジャフ、クートなど南部一帯の諸都市で占領とアメリカ
に反対する何十万人ものデモが発生し、占領政策とのあいだに鋭い亀裂があるこ
とを際だたせた。デモ参加者はアメリカの主導する占領の停止を求め、アメリカ
の国旗を燃やし、「アメリカに死を!」と声をあげた。

 ナジャフ警察の指揮者アブドル・カリム・アル・マヤヒ警視は、少なくとも5
0万人以上がデモに参加したと記者たちに語った。

 他方、バグダッドの米軍広報官クリストファー・ガーベル中佐は、「われわれ
は民主主義を支援するためにここにいると言っている。言論の自由、集会の自由
もその一部だと言ってきた。デモの主張に同意する必要はないが、彼らがそのよ
うに主張する権利には同意する」と語った。

 バグダッドの南80キロに位置するディワニヤでは、デモのあとの衝突で米兵
1人以上が死亡し、そのほかにも負傷者も出た。

 ディワニヤ出身の教師フセイン・アリは、「そのうち事態は好転するだろうと
考えて耐えてきた結果、多くの犠牲を払った」とIPSの特派員に語った。「その結
果、私たちの目の前にあるのは、同胞同士が憎しみあう泥沼に引きずり込まれた
ということであり、その流血たるやさらに権力と強運をつかもうとする戦争指導
者のためだった」。

 ディワニヤでは占領軍とシーア派聖職者サドル率いるマフディ軍の間で戦闘が
続いている。米軍とイラク軍の部隊がさらに市内に入って、不法に所有された兵
器を捜し民兵を捕まえるために、住民の拘束と戸別の急襲作戦を展開してきた。

  かつて占領軍と衝突したあとの一時期おとなしくしていたムクタダ・サドル
は、配下の民兵に占領軍を攻撃するよう公然と呼びかけた。

 今月について言えば、米国防総省の発表した数字によると、毎日平均して5人
の占領軍兵士が殺されている。

 シーア派住民の新たな武装蜂起は、以前にもありはしたが、既に兵站(へいた
ん)が伸びきってしまった占領軍への追い討ちとなっている。

 南部バスラ市の商人アリ・ハシムは、「4年間の忍耐が何の役に立ったか?」
とIPSに話した。「口先ばかりで何も行動しなかった者のために、私たちは国を失
っただけだ。アメリカはわれわれを欺き、われわれのことなどハナにもかけない
者に売り飛ばしたのさ」。

 バスラ出身の歴史家マフムード・アル・ラミーは、バスラ市の状況を批判的に
語った。

 「バスラはイラク南部最大の都市で、ペルシャ湾近くに港湾を持つイラク唯一
の都市だ。バスラは今、占領のあだ花たる石油密輸をめぐって互いに争うさまざ
まな民兵によって支配されている」と。

 ラミーによると、住民たちは、「主要勢力間の紛争が浮上しつつあるので、事
態は今後も悪化するだろう」と恐れている。

 ファヂル党が先月シーア派の議会内会派であるイスラム連合から離脱したこと
、サドル運動出身の2人の大臣が解任されたことにラミーは言及し、イラク南部
のナシリヤで米軍高官と接触したことへの懲罰だと指摘した。

 シーア派の政治グループは多くの問題でますます分裂し、共に手をたずさえる
ことはありそうにない。しかしそうしたグループの多くがますます占領に反対す
るするようになっている。

 バスラ市評議会のサルマン・ヤシンは、「われわれはアメリカの意図を読み違
えていたと気付くのが遅すぎた」とIPSに語った。「われわれが4年間待ったあい
だに、アメリカとイラク当局はわれわれを互いに争わせ、彼らはそのあいだに石
油を盗む計画に着手し、彼らの仲間が安全であるようにイラクを分割しつつある
」。

 イラク占領の4年のあいだに、アメリカの戦略と大使と戦術は何度も変わった
が、変化は小さく遅すぎるものであるようだ。

 「政治的な動きが遅かったために、イラクとアメリカ、そして多の諸国も多く
の代償を払った」とイラク警察のアハメド・ジャバル警視がバグダッドでIPSに語
った。


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