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□<ソマリア>死者1000人超 エチオピア・過激派の戦闘で [毎日新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070411-00000022-mai-int
<ソマリア>死者1000人超 エチオピア・過激派の戦闘で
4月11日10時41分配信 毎日新聞
【ヨハネスブルク白戸圭一】ソマリア暫定政府関係者や首都モガディシオの有力者でつくるグループは、モガディシオで先月29日〜今月1日にあったエチオピア軍とイスラム原理主義勢力との戦闘で、少なくとも1086人が死亡し、4300人以上が負傷したとの報告書をまとめた。ロイター通信が10日伝えた。91年に同国が無政府状態になって以降、1回の戦闘での死傷者数としては最多とみられる。
モガディシオの毎日新聞助手によると、軍関係者以外の立ち入りが禁止された市南部には多数の遺体が放置されており、死傷者はさらに増えそうだ。ケニアなどからモガディシオへ就航している民間機が戦闘で運行停止しているため、モガディシオは「陸の孤島」と化し、砂糖や米の価格が1週間で2倍に高騰するなど人道危機が深刻化している。
モガディシオは昨年末、エチオピア軍とソマリア暫定政府に制圧され、原理主義勢力「イスラム法廷連合」は逃走した。だが、一部の過激派の武装抵抗は続いており、エチオピア軍が先月29日、過激派が支配する市南部への砲爆撃を開始した。
助手によると、エチオピア軍は作戦前、南部の住民に退去を呼びかけたが徹底せず、砲爆撃が民家を直撃して多数の民間人が犠牲になった。5児の母親アミノ・ユスフさんは助手の取材に「子供2人が死んでしまった」と泣き崩れたという。
原理主義勢力は「法廷連合」の指導者アウェイス師の出身氏族「ハウィエ氏族」の若者らを中心に構成される。このためエチオピア軍と同氏族の長老らが停戦協定を結び、戦闘は10日現在、小康状態だ。しかし、エチオピア政府は過激派一掃のため兵力増強の構えをみせており、住民の間には戦闘再燃への恐怖が広がっている。
最終更新:4月11日10時43分