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中東報道にみる言葉のバイアス 欧米メディアに正確、客観的報道は不可能
【ル・モンド・ディプロマティーク特約=ヨリス・ライエンダイク】何を、どこで、いつ、誰が、どのように、を理解したうえで、何故、について当事者それぞれに話を聞く。事実と意見は一貫して区別する。それが高級紙の特質ではなかったか。CNNやフォックス・ニュース、アル・ジャジーラが自社広告で宣伝しているのが、そうした客観性でなければ何だと言うのか。「ウイ・リポート、ユー・デサイド」。我々は事実を伝え、判断はあなたがする。だが、5年にわたり中東特派員を務めた経験から、私にはそうは思えない。アラブ圏や中東について、欧米のジャーナリストは正確に描くことも、まして客観的に描くこともできていない。報道の基本をきっちり押さえたうえでなお、彼らは根本的に歪んだ像を描き出しているのだ。本質的な問題は、そこで用いられる単語にある。
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200704081715150