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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2007/04/02
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108422852.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2007/04/05 (木)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート ２００７年４月２日付
◆「報復」を招いたタルアファルの爆弾事件はクルド人勢力が実行
◆モスル： 米軍が住民６人を射殺
◆アメリカ兵が９歳の少年を人質に拘束
◆ラマディ： 米軍空襲で３家族が殺される
◆米軍がアンバル州で海兵隊員の死亡発表
◆ドルイヤ： レジスタンスが米軍無人偵察機を撃墜
◆米軍がダウルの入り口を封鎖、住民４００人を拘束
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□イラク・レジスタンス・レポート ２００７年４月２日 月曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Monday, 2 April 2007
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http://www.albasrah.net/en_articles_2007/0407/iraqiresistancereport_020407.htm
●ニネベ州 Ninwa Province
◆「報復」を招いたタルアファルの爆弾事件はクルド人勢力が実行
Kurdish parties carried out 27 March bombings of civilians in Tall ‘Afar,
sparking “retaliatory” massacre later that night
イスラム法学者協会が２日昼１２時１１分に伝えたところによると、モスル市の有力
なトルクメン勢力の一つであるシーア派トルクメン評議会が声明を発表し、３月２７日
にタルアファルで一般市民を狙った爆発事件を遂行したのは親米クルド分離主義者の指
導部だと非難した。この爆弾事件では市民７０人が死亡し、その「報復」と称してシー
ア派の宗派主義民兵がスンニ派住民７０人以上を虐殺することになった。
シーア派トルクメン評議会は、その爆発事件はタルアファルのトルコメン人地区を奪
い取ろうとするクルド人の動きに奉仕するものだと指摘した。
３月２７日の爆弾事件に抗議しておこなわれたデモは、その虐殺事件の実行者として
クルド分離主義指導者と背後のアメリカ軍を非難し、爆発物を積んだトラックを運転し
てきて遠隔操作で爆破させたのは彼らであり、ニュースで報じられているような「自爆
志願の運転手」などいなかったと述べた。
トルクメン人の声明はクルド分離主義者の民兵ペシュメルガを非難し、ペシュメルガ
の武装集団がそのトラックを停止させて検査しようとした警察を妨害したと指摘した。
トルクメン評議会は、一部のシーア派勢力はこの証拠を調査せずに無視しているとい
う事実も発表した。
◆モスル： 米軍が住民６人を射殺
US troops gun down six people in al-Mawsil
イスラム法学者協会は１２時４５分の速報で、イラク北部の都市モスルにおいて米軍
がある父親と息子、甥を攻撃して殺害したと伝えた。
法学者協会はモスル警察本部の広報担当が発表したこととして、その殺害事件はチグ
リス川左岸（北東岸）サラム地区で発生したと報告した。アメリカ軍はこの３人が「手
配中の男たち」だったと主張した。
警察の広報担当は、アメリカ兵が同じくチグリス川左岸のバクル地区でも３人兄弟を
射殺したと語った。アメリカ軍はこの３人兄弟が米兵攻撃を狙っていたものと勘違いし
たと主張することで殺害を正当化しようとした。
●アンバル州 Al-Anbar Province
◆アメリカ兵が９歳の少年を人質に拘束
Americans imprison nine-year-old boy as hostage
２日付のクドス・プレスによると、父親はレジスタンス組織の一つイスラム軍に参加
していると少年が話したところ、米軍が９歳の少年を拘束した。
ファルージャの東７キロにあるカルマ小学校の教師は、米軍がカルマの小学校周辺で
子どもたちに贈り物とキャンディーを配っていた、とクドス・プレスに語った。そうし
てアメリカ兵たちは子どもたちに、「レジスタンスをどう思うかい？」とか、「アメリ
カ軍をどう思うかい？」、「君のお父さんはレジスタンスのことを好きかなぁ？」、さ
らに「君のお父さんはどんな仕事をしてるの？」と尋ねてまわった。
匿名で話したある教師は、アハマド・アブダッラー・アル・ジュメイリという名の９
歳の子どもが何気なく話に応じ、父親はイスラム軍に参加するレジスタンス戦士で家を
離れていて、プレゼントもくれないとアメリカ兵に告げた、とクドス・プレスに語った。
アメリカ兵はそれを聞いてこの少年を連行し、もしその子どもを帰してほしいなら父
親が自首しなければならないとその子の親類に告げるよう校長に宣告した。
親に投降をうながす目的で米軍が子どもを連行したのは今回が初めてではない、とク
ドス・プレスは報じた。夫や兄弟、息子、父親に投降を促す目的から、アメリカ兵が女
性を人質に取るのも常套手段となっている。
◇米軍の兵員輸送車を破壊、レジスタンス・グループが発表
◇ファルージャ： ３人の遺体発見、１人は拷問の痕跡
◆ラマディ： 米軍空襲で３家族が殺される
US air raid north of ar-Ramadi kills three families
バグダッド時間で２日夜９時４７分、イラクのイスラム法学者協会は、同日午後、米
軍がラマディ北方のジャジラー地区の民家を空襲し数十人が死傷した、と発表した。
イスラム法学者協会のレポートによると、空襲を受けたビルはジャジラー地区にある
アル・ブイサハ部族の３家族が住んでいた。アメリカ軍の空襲はその家に住んでいた全
員を殺した。発表時点で、女性と子どもの遺体がまだ瓦礫の下に埋もれたままだった。
●バグダッド Baghdad
◇傀儡イラク軍兵士２人が狙撃され死亡
◇殺害された住民１４人の遺体を発見
◇ファドル地区： 傀儡兵と警官を狙ってレジスタンスの爆弾
◇バイヤ地区： トラックが爆発し住民２人死亡
◆米軍がアンバル州で海兵隊員の死亡発表
US announces death of Marine in al-Anbar on Sunday
イスラム法学者協会の発表（バグダッド時間午前１１時５分）によると、米軍がコミ
ュニケを発表し、４月１日、アンバル州において戦闘ではない事故で海兵隊員１人が死
亡したと発表した。
法学者協会は、アメリカ軍司令部は戦闘と関係ないと主張しているものの、その海兵
隊員が死んだ場所も時間も詳細が述べられていないことを指摘した（訳注： 米軍は作
戦任務遂行中の戦死だと作戦を秘匿するために詳細を発表しない）。米軍は死亡事故に
ついて「調査中」と発表しただけだった。
●サラハッディン州 Salah ad-Din Province
◇バラド： レジスタンスの爆弾でバラド知事と警護官が死亡
◆ドルイヤ： レジスタンスが米軍無人偵察機を撃墜
Resistance shoots down unmanned US spy plane east of ad-Dulu‘iyah
イスラム法学者協会の発表（２日午後２時２７分）によると、同日、バグダッドの北
９０キロのドルイヤ市近郊において、イラク・レジスタンス戦士が米軍の無人偵察機を
撃墜した。
法学者協会の発表によると、警察関係者はレジスタンス戦士がドルイヤの東カビバ村
で無人偵察機を撃墜したと話しているという。この攻撃による犠牲については情報がな
く、米軍も偵察機が撃墜されたことを肯定も否定もしていない。
◆米軍のダウル封鎖は２週間目に入り住民４００人を拘束
US lockdown of ad-Dawr enters second week as Americans arrest 400
イスラム法学者協会は２日午前１０時５４分の発表で、米軍によるダウル市封鎖（バ
グダッドの北１５０キロ）は２日で２週間目に入ったと報告した。米軍と傀儡イラク軍
はダウル市の出入り口を封鎖し、ダウル市との連絡は一切禁止されている。
法学者協会は目撃者の証言として、傀儡軍がサマッラ市やティクリート市の住民から
寄付された食料援助物資をダウル市に届けることさえ妨害していると伝えた。
４月２日朝、米軍とイラク軍が急襲・捜索作戦を遂行したさい、ダウル市の住民４００
人近くがレジスタンスへに参加した容疑で連行された、と目撃者たちが語った。法学者
協会によると、これらの連行された人々のなかにはダウル市長と警察トップも含まれて
いるという。
●ディヤラ州 Diyala Province
◇バクーバ： 村人１９人の遺体が発見される
◇ハリス： 人ごみの市場で奇怪な爆弾事件
●バビル州 Babil Province
◇イスカンダリヤ： 住宅地で迫撃弾５発が炸裂
◇ムサイイブ： 食料供給担当者が襲われる
●タミン州 At-Ta’mim Province
◇キルクーク： 傀儡警官２人がトラック爆弾で死亡
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オリジナル（英字） 編集 Muhammad Abu Nasr：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
イラク情勢ニュース（URUK NEWS）
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/index.html
メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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