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毎日【イラン：「拘束の英兵士全員が侵犯認める」メディア報道】
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http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20070403k0000m030094000c.html
イラン：「拘束の英兵士全員が侵犯認める」メディア報道
【テヘラン春日孝之】イランがペルシャ湾で英海軍兵士を拘束した事件で、イランの各メディアは２日、拘束された１５人全員がイラン領海を侵犯したことを認めていると報じた。国営テレビはこれまで、女性１人を含む拘束英兵４人が「不法侵入」を「自白」した映像を流したが、今回は残る１１人の新たな「自白」映像を流していない。
ロイター通信によるとイラン学生通信は２日、「イランはすべての英兵がイラン領海での拘束について詳しく説明している映像を持っている」と報道した。その上で「英政府の政策に（前向きの）変化がみられたため（国営テレビは今回）残る兵士の映像を流さないだろう」と伝えた。
イランの衛星テレビ「アルアラム」が１日、新たに英兵２人が海図を示して「不法侵入」を認めた映像を流したのに対し、英政府は同日、政治宣伝の一環だとして「容認できない」と反発する一方、事件の外交解決に向けイランと「直接対話」をしていることを明らかにした。イラン学生通信も両国の「直接対話」に触れており、イランは英国側を過度に刺激しないよう、さらなる映像を控えたとの指摘がある。
一方、ＡＰ通信によると、衛星テレビ「アルアラム」はイラン軍首脳の話として、１５人の拘束英兵は事件発生の翌２４日、イラン当局の取り調べにイラン領海に入ったことを認めたと伝えた。
今回の事件でイラン政府は英政府に謝罪を要求しているが、英政府は「拘束地点はイラク領海」と主張し、謝罪を拒否している。
毎日新聞 2007年4月2日 21時35分
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