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アメリカのブッシュ大統領は、イラクでの軍の駐留経費などに充てる補正予算法案の成立が、軍の撤退期限を盛り込むかどうかをめぐる対立から大幅に遅れる見通しになっていることについて、前線の兵士に予算が届かなければ議会多数派の野党・民主党側が責任を問われるべきだと強く非難しました。
アメリカ議会では、下院に続いて上院でも、イラクからの撤退期限を盛り込んだ補正予算法案が今週中に可決される公算が強まっていますが、ブッシュ大統領が拒否権を行使する構えを崩していないため、法案の成立は大幅に遅れる見通しとなっています。
これについて、ブッシュ大統領は28日、ワシントン市内で行った演説の中で「イラク駐留部隊の予算は4月半ばには切れ始める。前線の部隊のための予算が議会を通過しないなら、誰が責任を負うべきか、国民には明らかだ」と述べ、議会多数派の民主党を強く非難し、撤退期限を削除した法案に修正するよう呼びかけました。
これに対し、民主党のペロシ下院議長は「これまでの議会とは違うのだ。議会の権限にも敬意を払うべきだ」と反論するなど、予算の承認権限を武器に、イラクからの撤退を迫る民主党主導の議会と、撤退期限の設定には応じられないとするブッシュ大統領との間で対立が深まっています。
3月29日 11時11分