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再録:マッカーサーは日本の戦争は自衛のためと言ったのか?
http://www.asyura2.com/07/war90/msg/404.html
投稿者 木村愛二 日時 2007 年 3 月 28 日 08:20:56: CjMHiEP28ibKM
 

(回答先: 【原文検証→俗説否定!】マッカーサーは大東亜戦争を自衛戦争とは言ってない【美しい壺日記】 投稿者 一市民 日時 2007 年 3 月 28 日 01:07:49)

再録:マッカーサーは日本の戦争は自衛のためと言ったのか?

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http://www.jca.apc.org/~altmedka/karakuti-0703.html#0311
編集長の辛口時評 2007年3月分
http://www.jca.apc.org/~altmedka/karakuti-0703.html#0311
2007.03.11
マッカーサーは日本の戦争は自衛のためと言ったのか?

辛口時評070311
http://www.asyura2.com/07/war89/msg/647.html
マッカーサーは日本の戦争は自衛のためと言ったのか?

東条英機の孫、東條由布子の編書、『大東亜戦争の真実 東条英機宣誓供述書』の巻末の解説を、渡部昇一が書いている。マッカーサーが、米上院軍事外交合同委員会(1951,5.3-5)の証言で、「彼らが戦争に突入した主たる動機は、自衛のためだった」と言っている、としている。

英語の原文の主要部分は以下である。
Their purpose, therefore, in going to war was largely dictated by security.

この証言の解釈は、その部分の逐語訳だけでなく、前後関係も含めて、大いに議論、異論のあるところである。

「マッカーサー、自衛」で検索すると、以下のように、7万件もある。

「マッカーサー、自衛 の検索結果 約 70,000 件中 1 - 100 件目 (0.24 秒)」

その中から、議論、異論の材料として、比較的に詳しいものを選び、以下、抜粋する。
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http://ameblo.jp/scopedog/entry-10023353939.html
2007-01-13 00:05:15
マッカーサーは日本は自衛のために戦った、と言ったのか?

”太平洋戦争は、日本にとって自衛戦争であった、とマッカーサーが公式に述べた”というのは、産経や渡部昇一、小堀圭一郎、ネトウヨの間で人気の言説である(言うまでもないが、渡部も小堀も産経のお気に入りで産経の「正論」の常連)。
「マッカーサー」「自衛」でgoogle検索すると、うじゃうじゃひっかかる。
賛否あるが、サイト数で言えば、まあ得意げなネトウヨが優勢かな?
ぱっと見てみると、「マッカーサーも自衛戦争だったと言っている」論は、マッカーサー発言のごく一部のみを参照しているのに対して、「そりゃ誤訳だろ」論は、聴聞会全体の内容を踏まえているようだ。

さて産経は、1951年5月3日のアメリカ上院軍事・外交合同委員会聴聞会におけるマッカーサーの発言を以下のように翻訳している。
http://www.sankei.co.jp/seiron/koukoku/2004/maca/mac1.html
「原料の供給を断ち切られたら、一千万人から一千二百万人の失業者が日本で発生するだろうことを彼らは恐れた。したがって、日本が戦争に駆り立てられた動機は、大部分が安全保障の必要に迫られてのことだったのだ」

HPの下の方で、以下のような但し書きがある。
「セキュリティ(security、安全、安心、安全保障)は「現在ではもっぱら国家安全保障national securityの意味で使われる」(平凡社世界大百科事典)の記述により、安全保障と訳した。」
[後略]
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 以上のように、産経が「安全保障」と訳した英語、securityを、「自衛のため」論者は、「自衛」と訳しているのである。
 
 では、さらに、「自衛のため」なら戦争をしても良いのか、と問うべきであろう。
 以下は、現行憲法制定の際の政府の説明である。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku336.html
http://www.asyura.com/2002/war14/msg/508.html
『亜空間通信』336号(2002/08/14)
【815右も左も聞け詔書「太平ヲ開カムト欲ス」吉田茂9条説明審議録(拍手)】
[中略]」
衆議院本会議における代表質問

 1946年6月25日、憲法改正案について吉田総理の提案理由説明を受けた衆議院本会議は即日、各会派の代表質問に入り、28日まで4日間これを続けた。
[中略]
く答弁=吉田総理〉
[中略]
●戦争放棄条項は「直接には自衛権を否定はしておりません」が、第2項でいっさいの軍備と国の交戦権を認めない結果、「自衛権の発動としての戦争」も放棄している。「近年の戦争は、多く自衛権の名において戦われたのであります。満州事変しかり、大東亜戦争またしかりであります」。

●日本は「いかなる名義をもってしても交戦権」は放棄する。それによって「全世界の平和愛好国の先頭に立って、世界の平和確立に貢献する決意」を表明した。またこれによって、日本に対する「正当なる了解」が得られるのだ。
[中略]
●「国家正当防衛権による戦争は正当なり」とする考えは「有害である」。戦争の多くは「国家防衛の名において行なわれた」のだから、「正当防衛を認める」ことは「戦争を誘発するゆえん」になる。

●戦争放棄条項は、「国際平和団体の樹立」によってあらゆる侵略戦争の防止を期している。正当防衛による戦争があるとするなら、侵略する国があることが前線になる。したがって、国際平和団体が樹立された場合には「正当防衛権を認めることそれ自身が有害である」。
[中略]
上記の吉田茂答弁の内の「正当防衛権を認めることそれ自身が有害である。」の次に重ねて、「ご意見は有害無益であると私は考える。」と続くこと、審議録には、そこに(拍手)とあることを指摘し、「審議録に『拍手』とある部分はあまり多くない。吉田にここまで言わせてしまう、当時の状況があった」と記している。これは実に面白い。
[後略]
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