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(回答先: 歴史を繰り返させる人々 投稿者 これは大変だ 日時 2007 年 3 月 27 日 20:37:51)
http://www.janjan.jp/world/0703/0703232227/1.php
好感度調査:低いイスラエル、イラン、米国 2007/03/24
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【ワシントンIPS=ジム・ローブ、3月6日】
27カ国の2万8000人以上を対象とした調査によると、世界の人々の過半数がイスラエル、イラン、米国に対してほぼ否定的な見方をしている。
調査はBBCワールドサービスが委託し、グローブスキャンとワシントンの国際政策指向プログラム(PIPA)が企画したもので、イスラエル、イランに対して、それぞれ全体の56%、54%が主に否定的な見方をしていると明らかにした。米国と北朝鮮に対して否定的だったのは、それぞれ51%と48%だった。
反対に、カナダと日本は54%が「主に肯定的」に見ており、欧州連合(EU)、フランスが53%、50%と続いた。この調査で評価の対象となったのは12カ国である。
「世界の人々は軍事力の利用や開発の目立つ国々を否定的に見る傾向があるようだ」とPIPAのスティーブン・カル代表はいう。カル代表は「そうした国には最近軍事力を行使したイスラエルと米国、核兵器開発を目指していると見なされている北朝鮮とイランが含まれる」とし、さらに「日本、フランス、EUといったソフトパワーを通じて世界に関わっている国々は、一般的に肯定的に見られる傾向がある」と言い添えた。
今回の国際調査では、調査結果の一部が前もって公表され、北米3カ国(米国、カナダ、メキシコ)、南米3カ国(チリ、アルゼンチン、ブラジル)、アジア6カ国(インド、フィリピン、韓国、オーストラリア、インドネシア、中国)、アフリカ2カ国(ナイジェリア、ケニア)のそれぞれ800〜1200人が無作為にサンプル抽出されて回答者となった。
さらに欧州9カ国(ロシア、イタリア、英国、フランス、ポルトガル、ギリシア、ドイツ、ポーランド、ハンガリー)、イスラム教徒が多数派を占める4カ国(アラブ首長国連邦UAE、レバノン、エジプト、トルコ)も含まれた。
各回答者は、英国、中国、インド、ロシア、ベネズエラなどを含む対象となった12カ国の影響力について、肯定的に見ているか否定的に見ているか判断するよう問われた。平均して4人の回答者のうち1人はさまざまな理由で回答を拒否した。
調査によると、イスラエルは影響力に関して否定的な意見の回答者の数がもっとも多かっただけでなく、27か国中23カ国という最多数の国で過半数がイスラエルを好ましくないと考えていた。イランは21カ国、米国と北朝鮮は20カ国で否定的な見方が過半数を占めた。
イスラエルは、間違いなく昨夏のヒズボラとの戦争が影響により、アラブ諸国とトルコ(肯定的な評価は回答者のわずか2%)、欧州の大半で否定的に見られていた。対戦国だったレバノンでイスラエルを否定的に考えている回答者は85%、次いでエジプトは78%、トルコは76%だった。
同時にドイツでは77%の回答者が否定的見解であり、ギリシア、フランス、英国、オーストラリアではほぼ3分の2が否定的だった。南米とアジアでは、ブラジル(72%)とインドネシア(71%)がそれぞれもっとも否定的だった。
イスラエルに対してもっとも肯定的だったのはナイジェリア(45%)、米国(41%)、ケニア(38%)だった。
イランについては、もっとも否定的な見方は欧州、特にフランス(86%)、イタリア(84%)、ドイツ(78%)、ポルトガル(77%)、英国(76%)で見られた。カナダ人とオーストラリア人の4人に3人もまた、イランに対して主に否定的な見方を示した。イランの核兵器開発については、米国政府を筆頭にその他の欧米大国が非難している。米国では63%の回答者が否定的な評価を下したが、2005年末に行なわれた同様のBBCの世論調査で否定的見解が81%だったのと比べると、大幅に減少した。
レバノンでは、イランに対する意見は大体半々で、イスラム共和国のイランへの肯定的な見方は、エジプト(肯定51%、否定18%)とインドネシア(肯定50%、否定31%)で見られた。南米でもっとも否定的だったのはブラジル(69%)で、アフリカではケニア(60%)、東アジアでは韓国(69%)だった。
北朝鮮に関しては、英語圏の北米とオーストラリア、韓国でもっとも否定的だった。ドイツ人とオーストラリア人のほぼ10人に9人が否定的見解を示し、韓国ではほぼ10人に8人が否定的見解を示した。米国、カナダ、フランスでは4人のうち3人の回答者が否定的だった。
しかしながら、レバノン(肯定38%、否定27%)、トルコ(肯定31%、否定22%)、ナイジェリア(肯定42%、否定28%)、インドネシア(肯定40%、否定37%)、インド(肯定26%、否定18%)などの国々では、北朝鮮に対して肯定的見方が否定を上回った。
好感度の高かった国の中で日本は、インドネシア(84%)、ケニア(74%)、カナダ(74%)、フィリピン(70%)からもっとも肯定的に見られていた。フィリピンは第2次世界大戦中に日本に占領されていたにもかかわらず好意的だった。当然のことながら、もっとも否定的な見解が見られたのは韓国(否定58%)と中国(63%)だった。両国とも占領軍による暴行に対する日本政府の謝罪を長年にわたって求めている。
EUはこの調査では27か国中24カ国から肯定的に見られていて、特にEU加盟国、カナダ、チリ、韓国から高い評価を受けていた。一方で、トルコ(肯定30%、否定32%)、エジプト(肯定10%、否定33%)、ブラジル(肯定31%、否定38%)ではやや否定が上回った。
フランスは、ポーランド(51%)とハンガリー(40%)を除く欧州各国、アフリカの2国、レバノン、カナダからは54%以上の評価を受けていた。アジアでは好意的な見方は中国(62%)と韓国(55%)でもっとも多かった。
イラク戦争での米国に対する遠慮のない反対意見で広く注目されたフランスに対するもっとも否定的な見方は、トルコ(否定69%、肯定9%)、米国(否定41%、肯定38%)で見られた。米国での結果は、実際には2年前と比べて改善を示した。2004年には52%の米国人回答者がフランスに対して主に否定的に考えていると答えていた。
中国に対してもっとも否定的だったのは欧州と米国で、もっとも肯定的だったのはアフリカ、アラブ諸国、インドネシア、フィリピン、チリだった。すべての回答者のうちの(中国を除く)平均して42%が中国政府に対して肯定的見方をしていると答え、32%が主に否定的見方をしていると答えた。(原文へ)
翻訳=加藤律子(Diplomatt)/IPS Japan浅霧勝浩
IPS関連ヘッドラインサマリー:
BBCほか国際調査:文化衝突は回避可能
米国の早期撤退を強く求めるイラク国民
米国のネオコンが求める日本の核
アマゾン奥地で地域保健活動に献身する日本人男性
(IPSJapan)
今回はワシントンIPSのジム・ローブより、BBCワールドサービスが委託し、グローブスキャンとワシントンの国際政策指向プログラム(PIPA)が企画した国際世論調査の結果を報告したIPS記事を紹介します。(IPS Japan浅霧勝浩)資料:Envolverde
イスラエル、イラン、米国、北朝鮮はそれぞれ、56%、54%、51%、48%が好意的に見ていないことが明らかになった。反対にカナダと日本は54%が好意的に見ており、欧州連合(EU)、フランスが53%、50%と続いた。資料:Envolverde
好感度の高かった国の中で日本は、インドネシア(84%)、ケニア(74%)、カナダ(74%)、フィリピン(70%)からもっとも肯定的に見られていた。フィリピンは第2次世界大戦中に日本に占領されていたにもかかわらず好意的だった。当然のことながら、もっとも否定的な見解が見られたのは韓国(否定58%)と中国(63%)だった。