★阿修羅♪ > 戦争90 > 368.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□政府空軍基地へ初の空爆敢行 スリランカの反政府勢力 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/article/detail/3092744/
政府空軍基地へ初の空爆敢行 スリランカの反政府勢力
【アルジャジーラ特約25日】内戦状態が続くスリランカで26日未明、タミル系の反政府最大勢力、タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)が爆撃機を使って、主要都市コロンボ近郊にある空軍基地を空爆した。
1983年に対政府攻撃が激化以来、LTTEが航空機を使って攻撃したのは今回が初めて。
政府軍当局者によると、この攻撃で空軍兵士3人が死亡、17人が負傷したが、空軍基地および隣接の国際空港の施設などへの被害はなかったという。
一方、AP通信の取材に応じたLTTEスポークスマンは、今回の攻撃には「タミル・イーラム空軍」に所属する航空機2機が参加し、爆撃後、2機は無事帰還したと明らかにした。
また、スポークスマンは爆撃の狙いについて、「政府軍の無差別空爆を止めさせるためだ。今後、他の政府軍施設もわれわれの攻撃目標となる」と警告した。
LTTEの爆撃にどのような機種の航空機が使用されたかは分かっていないが、政府軍当局者は「軽飛行機」との見方を示している。
今回の爆撃後、スリランカの空の玄関口、バンダラナイケ国際空港は閉鎖され、到着便はすべて他の空港に降りるよう指示された。
目撃者によると、空爆のあったこの日未明、銃撃音が聞こえた後、爆発音数発がとどろいたという。
政府軍スポークスマンはアルジャジーラの電話取材に対し、「空軍基地が狙われたが、十分な情報がない。基地内で爆発は1回あったが、航空機への被害はない」と語った。
爆撃後、空港へ通じる道路は封鎖され、空港利用者をふくめすべての通行が禁止された。
政府側とLTTEとの抗争は、2005年11月、対LTTE強硬派のラジャパクサ大統領が当選したのを機に、一段と激しさを増している。1983年からこれまでの犠牲者数は6万8000人とされる。
また、LTTEは01年7月、同国際空港を襲撃、空軍機のほか民間航空機6機を破壊したことがある。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2007年03月26日14時55分