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http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-March/012379.html から転載。
[AML 12818] 「劣化ウラン弾禁止法案」ベルギー議会で可決 ―賛成117票の全会一致で
Kazashi horizons at cc22.ne.jp
2007年 3月 24日 (土) 14:28:39 JST
[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]
「劣化ウラン弾禁止法案」ベルギー議会で可決
――賛成117票の全会一致でーー
2007年3月24日
皆さま
ICBUW(ウラン兵器禁止を求める国際連合)ベルギーのメンバーから
のニュースです。
2007年3月22日、ベルギー議会本会議において、
「劣化ウラン弾禁止法案」が、賛成117票の全会一致で可決され
ました。3月7日、国防委員会で行われた投票の結果が「全会一
致での可決」だったので、本会議での投票は形式的なものだったようで
すが、ICBUWベルギーのメンバーは、「賛成117票、全会一
致」(極右政党議員も含めて賛成)という結果に、「感激を新たにし
た」と伝えてきています。
今回の法律は、通常兵器システムの範疇に入れられている劣化ウラン
弾、および劣化ウランを用いた装甲の、ベルギーの領土内における製
造、使用、貯蔵、売買、入手、供給、移送を、「予防原則に基づき」禁
止するものです。ベルギーは、対人地雷、クラスター爆弾に続いて、劣
化ウラン弾に関しても、世界に先駆けて禁止法案を可決した国となりま
した。
***
ただし、すでにお知らせしておりますように、今回の「劣化ウラン弾
禁止法案」には、「ベルギー制定法令書に記載後2年してから発効す
る」という条件が付されています。
これは、こうした禁止をベルギー政府が国外でも促進するには時間を
要するし、他の国々もベルギーにならって後に続くかどうか知りたい
と、オランダ語圏の自由民主党が主張したためとのこと。つまり、ベル
ギーが国際社会で孤立することが危惧されたのです。
2年後に改めて、劣化ウラン問題に対する国際世論、各国の取り組み
の状況を見定め、検討し、ベルギーが劣化ウラン兵器の国際的禁止に乗
り出すのか、あるいは、今回の禁止法案をベルギー一国にとどめるかを
決めよう、ということのようです。
これからの二、三年が劣化ウラン兵器禁止国際キャンペーンにとって
正念場と言えましょう。ICBUWとしては、地雷禁止に続いて、ク
ラスター爆弾の禁止条約作りが始まった勢いも活かしつつ、国際的禁止
に向けた大きなうねりを作り出して行きたいと考えています。一層のご
支援を何卒宜しくお願いいたします。
嘉指信雄(ICBUW評議員、アジア・太平洋地域コー
ディネーター)
振津かつみ(ICBUW評議員、科学チーム)
森瀧春子(NO DU ヒロシマ・プロジェクト事
務局長)
ICBUW=International Coalition to Ban Uranium Weapons
ウラン兵器禁止を求める国際連合
http://www.icbuw.org
ICBUW国際キャンペーンの詳細は。「NO DU ヒロシマ・プロジェ
クト」ホームページをご参照ください。
http://www.nodu-hiroshima.org/
ICBUW国際キャンペーンへの支援をお願いいたします!
カンパ振込先:郵便振替口座名 「ICBUW・国際キャンペーン」
口座番号 < 01310-0-83069 >