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(回答先: Re:またまた宗派間対立を煽るCIAとモサドが事件を起こした 投稿者 神様 日時 2007 年 3 月 24 日 00:23:39)
イラク副首相狙いテロ アルカイダ系が声明 バグダッド
http://www.asahi.com/international/update/0323/018.html
2007年03月24日01時15分
バグダッド中心部にあるイラク政府のザウバイ副首相の自宅敷地内で23日、連続爆破テロが起きた。AFP通信などが伝えた。副首相は負傷して米軍病院に運ばれた。ザウバイ氏はスンニ派選出の副首相で、国際テロ組織アルカイダ系の武装組織が犯行声明を出した。アルカイダ系組織はこれまでのシーア派だけでなく、スンニ派も主な標的に加えて攻撃を広げているようだ。
報道によると、23日昼、副首相の自宅や事務所などがある敷地内で、爆弾を積んだ自動車が爆発。ほぼ同時に、同じ敷地内にある礼拝所で、副首相らが集団礼拝を終えた直後、爆発物を持った男が自爆したらしい。自爆犯は護衛の一人だったとの情報もあるという。
副首相は爆弾の破片を肩や腹に受けて負傷し、手術を受けた。首相府は「深刻な状態ではない」としているが、詳細は不明。2件の爆発で副首相の兄弟や顧問、護衛ら9人が死亡し、15人が負傷したという。
ウェブサイトで声明を出したのは、首都西方のアンバル州で昨年「イラク・イスラム国」の独立を宣言したアルカイダ系組織。「裏切り者」の副首相を攻撃したとし、マリキ政権の全関係者を標的にすると宣言した。
アルカイダによるテロの標的はこれまでシーア派が多かったが、最近はアンバル州などで、スンニ派部族を狙った攻撃も頻発。首都西部のザウバイ氏の地元でも、政府協調派と反政府派との間でスンニ派同士の反目が強まっていた。
ザウバイ氏は、旧フセイン政権の支配政党バース党に所属した過去のない穏健派。昨年5月にシーア派主体の正式政府が発足し、同氏が副首相に就いて以降、反政府派の憎悪の的だったという。
イラク政府では、大統領、副大統領2人、首相、副首相2人を、それぞれシーア派、スンニ派、クルド人勢力の3派が分け合っている。行政面で強い権限を握る首相のマリキ氏は同国最大多数派のシーア派だが、その下にスンニ派のザウバイ副首相とクルド人のサリフ副首相がいる。
要人を狙ったテロとしては、2月26日にも、シーア派のアブドルマフディ副大統領と公共事業相がいた政府庁舎内で爆発が起き、2人とも負傷。22日には潘基文(パン・ギムン)国連事務総長と首相の共同会見場近くに迫撃砲弾が着弾した。