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http://www.tokyo-np.co.jp/00/kok/20070321/mng_____kok_____003.shtml から転載。
与野党の対決鮮明
仏大統領選あと1カ月
【パリ=牧真一郎】四月二十二日に第一回投票を行うフランス大統領選が一カ月後に迫った。保革共存政権下で争点が明確でなかった二〇〇二年の前回大統領選と違い、与党右派と野党の中道・左派などが対決する構図がはっきりしており、国民の関心は極めて高い。
仏憲法評議会は十九日、立候補者十二人の届け出を受理。首相経験者といった“大物”はおらず、フレッシュな顔ぶれだ。有権者は、二期十二年務めた七十四歳のシラク大統領から一気に若返りを図り、停滞感のある経済や社会システムの変革を求める空気が強い。
支持率がほぼ並んでいる有力候補の与党・国民運動連合(UMP)のサルコジ内相(52)、社会党の女性候補ロワイヤル元環境相(53)、中道・フランス民主連合(UDF)のバイル議長(55)の三人はいずれも初挑戦。
ロワイヤル氏は主要政党から初の女性候補として注目を集めてきたが、最近では人気に陰りも。代わりに旧来の政治システムの打破を訴えるバイル氏への支持が急上昇している。
今のところ争点になっているのは失業問題や購買力の低下、住宅不足といった経済対策だ。一昨年秋の若者の暴動で注目を集めた移民社会の問題や、昨春の若者雇用促進策の失敗で浮き彫りになった労働者偏重の社会モデルのあり方、欧州憲法批准をめぐる国民投票の否決でブレーキがかかっている欧州統一への取り組みなども焦点になる。
極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首は、支持率で上位三人に後れを取るが、専門家の中には「得票を上積みする可能性がある」との指摘も出ている。
第一回投票で有効投票数の過半数に達する候補が出ない公算が大きく、その場合には五月六日に上位二人による決選投票が行われる。
【関連サイト】
François Bayrou
http://www.bayrou.fr
Ségolène Royal
http://www.desirsdavenir.org
Nicolas Sarkozy
http://www.sarkozy.fr
Jean-Marie Le Pen
http://www.frontnational.com